麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

絆と地域と月光と・・・

2007年08月10日 | 東演
 開場15分前くらいに会場に駆けつけると、受付のテーブルの前には、どう少なく見ても100人以上の列。
 完売と聞いていた。           
 つまり長い列はチケットを求めるものではなく、自由席のため、より良い場所で…との思いから出来た列なのだ。
多くの方々が期待に胸膨らませ待っていただくのは、劇団の人間の一人として大変幸福だ。
 同時に、会場がいっぱいになる努力をしてくれた川崎市民劇場と共催してくれたホール(ラゾーナ川崎プラザソル)のスタッフ各位に深く感謝した。

 さて、喜ばしい表方に対し、裏・・・つまり仕込みはかなりタイトなスケジュールで、定時開場三分前に舞台上の清掃という綱渡り。
                                  
 受付に入場OKを知らせに行くと、開場を待つ列は200人に迫る勢いになっているではないか…。
キャパが200だから、それは勿論大袈裟なのだけれど、ドアオープンから間もなく4分の3が埋まったのは本当で、そのあといらっしゃるお客様は、左右の端と中央奥に、席を見出だしてもらうしかなかった…。
そして夜公演。
 開場前の列は、大多数が仕事帰りのお客様なので短かったけれど、最終的には昼を上回るもぎりだった…。早々に売り切れたマチネに対し、苦戦していたソワレが大健闘!

 いつまでも拍手が鳴りやまないのは昼夜共通!

 根岸弥生という若き“ベートヴェン弾き”との出逢いを飾るにふさわしい“川崎の月光”となった!

 ソワレ後にはホールから「おつかれ」のビールにワインにシャンパンまで出していただき…感動の酔いに拍車がかかり、打ち上げ会場へ…。
「来年も」と誓いつつ、短いが深い宴に身を任せた。

 「ラゾーナ(LAZONA)」とは、スペイン語の「Lazo」…絆、「Zona」…地域。土地と社会、人と自然、そして人と人とのつながりをあらわしているのだそうだが、まさに地域の方々の頑張りが絆に昇華した公演だった!

 この川崎に限らず・・・この夏も、我々は全国各地で“絆”を深く結んできたし、まだまだ強く結んでいく
コメント
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