麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

立川から下北沢へ

2007年08月13日 | 東演
 図書館と女性センターからなる建物の一階にあるホールは、ぱっと見196席には思えないこじんまりとまとまった会場。同規模の川崎(ラゾーナ川崎ブラザソル)がブラックボックスだったのに対して、アイムはプロセニアム(額縁舞台)……乱暴にいえば体育館のステージみたいな作り※。

 アイムとは、昨日『ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇/月光の夏』の公演を行った立川駅北口の会場だ。

 これが大きさといい、ちょうど鳥栖小学館の体育館のようで良かった。
 『月光の夏』は、吉岡先生が戦争秘話を知っている“ピアノ”を、廃棄せずに残して欲しいと、母校の体育館で生徒達に訴えるシーンから始まるのですが、まさしくその情景が浮かぶようなロケーション!

 背景といえば、立川は、陸軍の飛行場や軍事施設・軍需工場が設置され軍都の一つだったので、先の戦争では米軍の度重なる空襲を受け多くの命が失われた場所でもあります。

 8月12日、13時半と17時の2回公演を行いました。

 そして今日から、東演の拠点である下北沢の、北沢タウンホールにて、15日までの、すっかり恒例となった『月光』です。

 タウンホールは、03年2月、舞台劇から朗読劇に生まれ変わった『月光の夏』が産声をあげた劇場でもあります。
 以来、その年の夏、昨年夏と8月15日を含んだ公演*で多くの観客と平和について考えてきて、その実績から、今年は世田谷区主催公演となっての3ステージ。

 今、高校野球が連日熱戦を繰り広げていますが、ある意味『月光』の聖地と言える劇場です。

 *8/15を含んだ公演は、一昨年は紀伊國屋ホール、04年はスペースゼロと、03年以来今年5回連続の“夏”を迎えました)

 おっと、その初日の幕が開くので劇場に向かいます

 今日は短めで失礼

 ※額縁舞台=いわゆる皆様がイメージする舞台です。左右に袖=引っ込む所がある。一方、ブラックボックスは基本的に壁などの仕切がなく、完全な箱形の会場。多目的ホールなんて呼ばれているところに多いです。

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