麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

世田谷区民上演グループの行方(補)

2012年03月05日 | 制作公演関連
さっきアップしたブログについて
少々補足。

『楽園終着駅』という老人ホームを
描いた舞台は、全国でも好評を博した
決して派手ではないが、隠れた(?)
名作と言っていい作品だ。

本多氏は「芝居は、台詞を覚えたり
体も動かして、ボケ防止にいい」と
年配の方々の参加を募る旨、
カーテンコールの挨拶で述べたが。

世田谷区民上演グループの
最近の応募者の、特に男優は
時間に余裕のある年配の方々が多く、
製作サイドとしては
レパートリー選びに困っている
という実情がある。
(女性は子育てが一段落した主婦層を
中心に、30代後半~70代と
まだ幅があるのだが……)

というか。少子高齢化の日本である。
(いきなり話が大きくなったぞ
彩の国さいたま芸術劇場の
芸術監督蜷川幸雄氏が率いる
「演劇集団さいたまゴールド・シアター」
(55歳以上が入団条件)等々
その手の「演劇創り」は充実している。

実際、区民Aを卒業し(?)
蜷川さんのところに草鞋を脱いだ方もいる。

あくまで私見だが。
世田谷区民上演グループは、
あくまで幅広い層からなる構成が良い
と十年ほど関わった身としては思う。

ただ本多氏の願望は、毎年実現せず
終わっているので、僕の杞憂かもしれないが。
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世田谷区民上演グループの行方

2012年03月05日 | 鑑賞
昨日15時から下北沢の
シアター711にて芝居を観た。
第22回下北沢演劇祭
世田谷区民上演グループB
『スイートな呪文』
(作/大岩真理、演出/大岩正弘)

笑えて泣けて……
大変まとまりのある舞台。

そのカーテンコール
出演者の一人で本多劇場オーナー
本多一夫氏が「来年は『楽園~』
のような年配の方が沢山出る
芝居をやりたい」と語った。

ちなみに『楽園』ってのは
恐らく近石綏子氏の書いた
『楽園終着駅』を指すと思われる。
老人ホームを舞台にした、
おもに劇団東演が十八番にしていた
作品(1979~2000年)だ。

   ※ ※ ※

さて、区民上演グループは
黎明期、3グループ時代を経て、
長く本多劇場グループと東演が
製作を担っていた。
細かく記すと長くなるので
はしょるけれど、
昨年から少々体制が変わった。

が、今年は早くも原点回帰。
Bは二年ぶりに大岩夫妻の
作演出で冒頭の成果を挙げ、
Aが不朽の名作『わが町』を
Aで最多演出の鷲田照幸が
まとめ上げた。

やっぱこの形が一番はまるのか?
と思いきや、前段のオーナーの言。

来年はどんな区民上演グループが
観られるのかしら。
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