最近『首のないカマキリ』の
話題が多い弊ブログですが、
相変わらずフリーの演劇制作を
生業としている私は、劇団櫂人
『女の平和』も担当しています。
古代ギリシャの喜劇作家である
アリストパネスによる戯曲は、
原題が『リューシストラテー』
( Lysistrata)と言い、意味は
「リューシス」(解体)と、
「ストラトス」(軍隊)を合成、
つまり「軍隊解散者」である。
と、Wikipediaに載っている。
これが、ブログタイトルの由縁。
さて。劇団櫂人及び客演陣は
昨日の「GW最後の日」も集結。
てか、いよいよ水曜定休以外、
週六の稽古に突入した、
その初日が5月6日であった。
話が前後するけれど。
原題はまた主人公の名前でもある。
リューシスラテーという女性が
長く続く戦争を終わらせるには、
女性が団結して「ストライキ」を
敢行するしか手がない!と
呼び掛ける場面から芝居は始まる。
そう。
冒頭「古代ギリシャ」と書いたが、
紀元前431~404年に実際にあった
ペロポネソス戦争を材にした物語。
アテナイを中心としたデロス同盟
スパルタ中心のペロポネソス同盟
という謂わば当時の「世界戦争」に
作者が問いかけた戯曲。
なんというか……愚かにも人間は
ずーっと戦ばかりしているのだな。
トホホ。
(稽古場風景)
【公演概要】
劇団櫂人第4回公演『女の平和』
原作/アリストパーネス
翻訳/佐藤雅彦
演出・美術/篠本賢一
5月30日~6月3日
上野ストアハウス
前売3800円 当日4000円
中高大学生2000円
⭐31昼、1昼、2昼は完売。
その他詳細は劇団櫂人HPにて。
http://www.gekidankaito.com