麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

大家さん

2021年04月22日 | 制作公演関連

別れと出会いの春だから、大屋さんと書けば

引っ越しとか契約更新の話?と思うだろう。

 

 

さにあらず。

俳優の大屋仁志(1964-2018。青年座)さん。

 

 

本当に人の縁とは不思議なもので。

『雪の中の三人』の版権を

日本では岩波書店が有していて、

担当者が大屋さんの高校の同窓。

というのは勿論やり取りの中で判ったこと。

上演は今年三月だったけれど、

著作権利に関しては一年半以上前から…。

その過程でそれを知り、互いに吃驚したのだった。

 

所属の青年座では勿論、

人気劇団のキャラメルボックス等外部出演、

そして映像でも圧倒的な存在感を放った「役者」。

 

『ブンナよ、木からおりてこい』

『横濱短篇ホテル』『MOTHER』

(以上、青年座)、『風浪』(東演)

『俺たちは志士じゃない』(キャラメルボックス)

・・・以上、演劇。以下映像・・・

映画『容疑者Xの献身』

ドラマ『龍馬伝』『相棒』etc.etc

 

改めて、凄い役者を早々に失ったことが哀しい。

 

 

話が前後するが『雪の中の三人』の著作権担当者に

お礼伺いに出向き、舞台の話から奇遇の役者のことまで

語った場所は岩波書店のある神保町。

短い歓談のあと、次の仕事が池袋だったので

ショートカットして徒歩で御茶ノ水駅へ。

 

古本屋街から楽器のまち、それから病院も多い。

私的にいえば、若い頃「損保代理店」をしていて、

その親会社「日新火災海上保険株式会社」の本社も

御茶ノ水駅近くにある(それが前述の写真)

 

 

その隣には「お茶美」こと美術系専門学校があり、

そのトイメンには、そーゆー系の方に嬉しい文具店。

 

大家さんの青春のかけらを聞いたあとに

自らの昔に連なる場所もかすめた昼下がりでした。

コメント
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