麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

雑居ビル

2024年11月15日 | 身辺雑記

雑居ビルとはよく言ったもので、

1階金物店、2階パキスタン料理、

3階鉄道模型、4階格闘技ジム……

みたいなてんでばらばらな同居は、

個人的には面白いと思う。

 

内科、眼科、耳鼻科に心療……と

医療機関がズラリと並んだ

カテゴライズ物件もたまにある。

それはそれで、また好い。

 

蛇足ながら、曽祖父の代からの

地元で愛された診療所を

鉄筋コンクリートに建て替えて、

3代目の父とその長女が1〜2階で

内科産婦人科を、3階は次男が耳、

その妻が歯科みたいな一族郎党のは

つまらない。上階は賃貸マンションで

高層階におじいちゃんが……あ!

でもでも、唯一医の道に進まなかったか

進めなかった長男が、地階で

陶芸教室なんぞ開いていたら

それはそれで興味が湧きますね。

 

話を戻すと。

中央内科医院、たんぽぽ眼科、

駅前こころクリニックみたいな

「たまさか医療ビル」は

罹る側の使い勝手も良さそうだし、

そもそもが不動産屋の策略か

友は類を呼んだのか等々、

勝手に憶測するのも楽しい。

 

そんな長い前書きを書いたのは、

とある地下鉄駅前に見た景色から。

 

 

かたや3歳前後が通う「こども園」、

かたや20歳以上の大人ながら、

中でも主力客層は明らかに熟年だろう

「スナック」という極端な並びは

珍しいよな〜と

言うまでなく朝昼と夜、稼働時間も真逆。

 

で、近寄ってみたら「ご自由にどうぞ」

って1階のガラスにプラケースがあり、

こども園のパンフレットが刺さっていた。

 

パンフを開いたら、残念ながら園自体は

ここから5分近く奥まったところにあった。

あらら。

ただ、そこに記されていた文言

「豊島区で唯一の認可こども園」が

こめかみの3センチ内側に引っかかる。

 

むむ、約30万人が暮らす豊島区に

たった一つとな

確かに面積は13平方kmと

東京23区で18番目だけれど……。

 

幼稚園保育園が仰山あって

認可保育園が少なくて平気なのか?

いや、でも文言の自慢っぷりからは

「無認可が多いなか、うちは認可よ」

という鼻息が感じられなくもない。

 

 

調べてみた

公私あわせて保育所92、

幼稚園も公私あわせた数が18。

ほか地域型保育事業27とデータ。

認定こども園、臨時保育所が各1、

認証保育所が6の合計145ヵ所に

8000人超のチビッ子が通っている。

 

「令和2年度以降連続で

待機児童ゼロを達成しています」と

豊島区のホームページ。

 

こどもを持たないので知らなかったが

成程、豊島区はそんな現状なのか。

引き続き宜しく願いたい。

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