麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

Die Männer_11~ブルーメ

2021年03月07日 | 俳優座

土曜日、今回のスタッフについて少々書いた。

『雪の中の三人』に〈チーム小山〉が多数参加と。

 

その流れでいうと『雪~』演出助手に

外部から迎えた田口花子さんもそうだ。

座内で、その任につく予定だった若手女優が

COVID-19禍、決まっていた外部出演が

当初の予定から上演がズレて合流が遅くなり、

小山氏主宰の「雷ストレンジャーズ」の

現場を過去に踏んでいる花ちゃんとの

二人体制を敷くことになった。

あ、今更だが……本作タイトル『雪~』と

「雷」の字面が似ているのぞ!

それはさておいて。

 

小山-田口の息のあった仕事が

芝居の立ち上がりに有効に働き、大変助かった。

 

 

さて、そんな『雪~』の稽古。

演出からの要求が、きわめて繊細になっている。

美術の乘峯氏、衣裳の大島氏の両プランナーに

振付を担当した弊団・荒木も顔をみせた今日、

音響操作の若林氏は連日「音」を出してくれていて。

という状況下、転換と早着替えにも注視しつつの通し。

 

 

フリッツは最初の驚きと次の驚きの違いを明確に!

ポルタ―の置く小道具の位置はどうだろう?

台詞のきっかけは、音楽で取るか役者の動きで取るか

……等々、これ以上はネタバレになるので書かないが

そういう段階に達しています。

 

話が前後するけれど。

上演台本・演出を担う小山氏が、

第25回読売演劇大賞優秀演出家賞と

第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞を得た

『チック』の美術は乘峯氏、音響は尾崎氏、

音響操作は若林氏で、乘峯氏はこの舞台で

「読売」の優秀スタッフ賞を受賞している。

つまり。

昨日書いた〈チーム小山〉の頼もしいの面々が

座としてはチャレンジの「シニカルコメディ」に

強靭な力添えをくれているのである(*)。

 

 

新しい出会いにより、これまでなかった花が

俳優座に咲くことが早くも確信できる稽古場である。

 

 

弊ブログ。ドイツ語をタイトルにすることが

ここ数回、定着しつつあるけれど、

今回のブルーメは「Blume」=花。


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