土曜日、今回のスタッフについて少々書いた。
『雪の中の三人』に〈チーム小山〉が多数参加と。
その流れでいうと『雪~』演出助手に
外部から迎えた田口花子さんもそうだ。
座内で、その任につく予定だった若手女優が
COVID-19禍、決まっていた外部出演が
当初の予定から上演がズレて合流が遅くなり、
小山氏主宰の「雷ストレンジャーズ」の
現場を過去に踏んでいる花ちゃんとの
二人体制を敷くことになった。
あ、今更だが……本作タイトル『雪~』と
「雷」の字面が似ているのぞ!
それはさておいて。
小山-田口の息のあった仕事が
芝居の立ち上がりに有効に働き、大変助かった。
さて、そんな『雪~』の稽古。
演出からの要求が、きわめて繊細になっている。
美術の乘峯氏、衣裳の大島氏の両プランナーに
振付を担当した弊団・荒木も顔をみせた今日、
音響操作の若林氏は連日「音」を出してくれていて。
という状況下、転換と早着替えにも注視しつつの通し。
フリッツは最初の驚きと次の驚きの違いを明確に!
ポルタ―の置く小道具の位置はどうだろう?
台詞のきっかけは、音楽で取るか役者の動きで取るか
……等々、これ以上はネタバレになるので書かないが
そういう段階に達しています。
話が前後するけれど。
上演台本・演出を担う小山氏が、
第25回読売演劇大賞優秀演出家賞と
第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞を得た
『チック』の美術は乘峯氏、音響は尾崎氏、
音響操作は若林氏で、乘峯氏はこの舞台で
「読売」の優秀スタッフ賞を受賞している。
つまり。
昨日書いた〈チーム小山〉の頼もしいの面々が
座としてはチャレンジの「シニカルコメディ」に
強靭な力添えをくれているのである(*)。
新しい出会いにより、これまでなかった花が
俳優座に咲くことが早くも確信できる稽古場である。
弊ブログ。ドイツ語をタイトルにすることが
ここ数回、定着しつつあるけれど、
今回のブルーメは「Blume」=花。
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