麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

20645

2023年02月28日 | スポーツ

2時間6分45秒。

初マラソンの日本最高記録を

西山和弥が大阪マラソン(2月26日)で。

 

ニューイヤー駅伝で優勝3回、準優勝3回の

強豪トヨタ自動車所属の西山は、

大学1年の箱根一区で戸塚中継所にトップで襷。

翌年も一区。連続の区間賞。

中大中山とのデッドヒートを一秒差で勝利。

まさに鉄紺魂「その一秒を削り出せ」を体現。

大きな期待を担ったが、3年次は一区14位、

最終学年は復路の七区にまわり区間12位と

本来の力を出せずに東洋大学を卒業していた。

 

東洋在学中の柏優吾も好走。

昨夏の北海道マラソンで日本人トップの2位となり、

パリ五輪MGCの出場権を獲得した四年生は、

西山とは逆に箱根に縁のなかった遅咲き。

今年の1月2日、四区13位が最初で最後の箱根路。

42.195kmにおける日本学生歴代2位を手土産に

柏はコニカミノルタへ。

 

同社には1年先輩の宮下隼人が所属。

東洋の前主将も、大阪マラソンを走った。

五区山登りで活躍した宮下の初マラソンは、

しかし、アクシデントに見舞われた。

10km付近の給水所でドリンクを取り損ねた

海外選手が逆走し衝突。

流血しながらの完走となった。

それでも13分台で47位は魂の走り。

 

キャプテンといえば、東京五輪マラソン代表の

服部勇馬(東洋大~トヨタ自動車)。

一歳違いの弟・弾馬(東洋大~トーエネック~

NTT西日本)とともに鉄紺黄金期を築いた29歳。

常にトップクラスで勝負してきたが無念の34位。

 

悲喜こもごもの大阪マラソン。

 

西山に遅れること43秒。

10位フィニッシュの定方俊樹(三菱重工)は、

故障がちで東洋大時代は一年出雲、三年箱根、

三大駅伝で襷をかけたのは二度だけ。

同期の設楽兄弟の陰に隠れた存在だったが、

長崎に帰郷後は着実に結果を残し、

このレースでも国内招待選手のなか

一番の持ちタイムで臨んでいた。

 

・・・結果的に東洋勢を全員紹介しちゃった。

思うのは人生山あり谷あり。

しかも、この日のレースは終わったけれど、

それぞれの闘いは続くということ。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タイワんかすてらを戴きながら。 | トップ | 街でも節電が拡がっています。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿