麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

あけぼの

2024年04月12日 | 身辺雑記

春は、あけぼの

やうやう白くなりゆく山ぎは

すこしあかりて

紫だちたる雲の

細くたなびきたる

 

・・・古文でも習う『枕草子』冒頭で

清少納言による日本三大随筆の一編。

 

 

そんなことを思い起こしたのは、昨日の、

第64代横綱曙の逝去のニュース。

 

歴史上最初の、外国人横綱。

チャド・ジョージ・ハヘオ・ローウェン

という名前で産まれ、

身長2m、体重200kgをともに超える男を

他の多くの日本人同様、

私も応援することはなかった。

オコチャマだったのだ。

 

想像を絶するプレッシャーとも

闘っていたことを今は理解できる。

 

引退後のキックボクシング&

総合格闘技での負けっぷりにも

「国技の最高峰に座した漢が

何をやってんだよ〜」と、

ほぼ試合は見ず、結果だけで

トホホと思ったわけだが、

同じ戦うスポーツながら

まるで違う競技だから

そう簡単にはいかないよなぁと。

歳を重ねて考えは変わった。

 

それにしても54歳は早すぎる。

短命と謂れる力士の平均寿命は62歳

……だそうだ。

 

62歳といえば。

清少納言の父・清原元輔が

従五位下・河内権守に叙任されている。

西暦969(安和2)年のことだ。

三十六歌仙の一人でもある彼は、

平安時代でありながら83迄生きた長命。


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