雪のひとひら

THEATER MOMENTS vol.17
『雪のひとひら』
原作／ポール・ギャリコ
構成・演出／佐川大輔
9.8～12、アドリブ小劇場
《第２回したまち演劇祭》参加

集団創作なのだという。
非常に身体性に特化した
約一時間半の舞台を
全員で駆け抜ける作品でした。

とにかく熱かった
タイトルは雪のひとひら
なんだけど・・・。

セットは奥に小さな幕があるだけ。
持ち道具も、スケッチブックと
毛糸の帽子くらい。
あとは役者の身体と
観客の想像力のみ。

主人公・雪の誕生から始まり
雨との出会い＝恋があって
二人は結ばれ、子にも恵まれ
その最愛の夫との別れ
そして自分の生涯を閉じるまで・・・

小さな町の雪合戦
川端の工場やビル
火災現場

雪のひとひら達が流れていく過程の
ドラマを舞台客席一体となって
創り上げるひととき（moment）

パンフレットによると
学校公演にも応じているとのこと。
このような良質な「演劇」を
是非多くの小学生（～中学生）に届けたい
と感じました。