本日は第56回紀伊國屋演劇賞の贈呈式。
壇上にはご覧のように、すっきり「会」と。
写真は、劇団俳優座代表の岩崎加根子が
賞状をいただくの図。
紀伊國屋書店社長高井昌史氏(右)と
岩崎(左)の間にはパーティションがあり、
書面を読み上げたのみで実際の授与はなし。
COVID-19感染拡大防止のためです。
さてブログタイトルを、紀伊國屋演劇賞贈呈式
等々、素直につけることも考えたのだけれど、
恥ずかしさが勝って平仮名五文字にしてみた。
『野の古典』安田登著(紀伊國屋書店発行)
出席者に記念品として配布されたものの中身。
下掛宝生流ワキ方能楽師であり、
元国語教員でもあった筆者による古典の面白さを
幅広く(古事記、万葉集、源氏物語に論語などなど)
説いた397ページである。
恐らく、福袋よろしく記念品の本は様々なんだろう。
能楽師だけに能についても触れられているが、
今日も稽古のあった『京時雨濡れ羽双鳥』は、
能の『定家』を下敷きにした戯曲だったりする。
200近くの袋のなかに何種類の本があったか知らないが
不思議なえにしを感じざるを得ない。
例えば手にした本が福井にまつわるものなら
「『花子』の登場人物は一人称を〈うら〉と言う。
土地を限定してはいないが福井も〈うら〉を使う地域」
と書いただろう。紐付けに幅があるのは確か。
それは承知の上でなお、縁だと言いたい。
似た写真をもう一枚。
右から岩崎、ひびのこづえ氏、松尾貴史氏、
中央の高井氏を挟み、緒川たまき氏、吉田羊氏、
上村聡史氏(岩崎以外は個人賞受賞者)。
では、早速いただいた本を読もう。
総勢30名ほどで参加した・・・団体賞の対象が
昨年上演した五作品すべてだったので
随分大勢に(汗)・・・記念写真などは
また別の機会に掲載いたします。
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