麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

シアタートップスと原美術館

2021年05月22日 | 身辺雑記

演劇界はシアタートップスの復活に沸いている。

 

紀伊國屋書店の裏手に1985年から2009年まで

存在した小劇場。キャパ155席。ビル4階。

三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイズ、

男優のみ6人のカクスコなど人気劇団が集った。

 

筆者が最初に「小劇場」を体感したのも此処。

遊◎機械/全自動シアターを

1~3階にはカフェなどがあって、

トップスでの上演を目指す若き演劇びとは、

せめて打ち合わせをそこでしたりした

それはさておいて。

 

惜しまれつつ閉館したトップスは、

松竹芸能の持ち小屋「新宿角座」に。

そのリニューアルオープンに伴い、

下北沢を根城に本多劇場、ザ・スズナリ等

8館を有する本多劇場グループが運営に当たり、

名称を「シアタートップス」に!

 

尚、松竹芸能は今後も上演を続けるという。

どんな住み分けになるのだろう?

 

帰ってきた劇場があれば、帰らない美術館もある。

今年1月、品川の御殿山にあった原美術館が閉館した。

1979年に誕生した現代美術専門の草分け的存在に、

初めて訪れたのはいつだったか?

実業家の祖父・原邦造の私邸を開放した美術館は、

その存在自体「美術館」だった……。

と書くと常連みたいだが、あの空間に身を置いたのは

きっかり二回だけだ。

その解体が始まるとのニュースを目にした。

ただ、伊香保温泉の別館「ハラミュージアムアーク」は

存続するとのことで、一部移築の可能性なども耳にする。

 

曇天の土曜日、新宿と品川の話、二題。

六本木では、ダメ新聞のレッテルを貼られた

「サン」紙の逆襲のおはなし。その稽古が今日も。

 

 


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