演劇界はシアタートップスの復活に沸いている。
紀伊國屋書店の裏手に1985年から2009年まで
存在した小劇場。キャパ155席。ビル4階。
三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイズ、
男優のみ6人のカクスコなど人気劇団が集った。
筆者が最初に「小劇場」を体感したのも此処。
遊◎機械/全自動シアターを
1~3階にはカフェなどがあって、
トップスでの上演を目指す若き演劇びとは、
せめて打ち合わせをそこでしたりした
それはさておいて。
惜しまれつつ閉館したトップスは、
松竹芸能の持ち小屋「新宿角座」に。
そのリニューアルオープンに伴い、
下北沢を根城に本多劇場、ザ・スズナリ等
8館を有する本多劇場グループが運営に当たり、
名称を「シアタートップス」に!
尚、松竹芸能は今後も上演を続けるという。
どんな住み分けになるのだろう?
帰ってきた劇場があれば、帰らない美術館もある。
今年1月、品川の御殿山にあった原美術館が閉館した。
1979年に誕生した現代美術専門の草分け的存在に、
初めて訪れたのはいつだったか?
実業家の祖父・原邦造の私邸を開放した美術館は、
その存在自体「美術館」だった……。
と書くと常連みたいだが、あの空間に身を置いたのは
きっかり二回だけだ。
その解体が始まるとのニュースを目にした。
ただ、伊香保温泉の別館「ハラミュージアムアーク」は
存続するとのことで、一部移築の可能性なども耳にする。
曇天の土曜日、新宿と品川の話、二題。
六本木では、ダメ新聞のレッテルを貼られた
「サン」紙の逆襲のおはなし。その稽古が今日も。
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