「ナボナはお菓子のホームラン王です」と
当時現役バリバリの「ワンちゃん」が
ニッコリ微笑むコマーシャルを知っているのは
どの世代までなのだろう?
久しぶりに「洋風どら焼き」として生まれた
亀屋万年堂(本店は目黒区の自由が丘)の
主力商品を食べる機会を得たのだが、
パッケージがめちゃくちゃおしゃれになっていた。
「ナボナ」に限らず、多くのものは変わりながら行く。
そうそう、1938年に誕生した老舗は人なら寅。
ジャイアンツと縁がありながらトラとは……
蛇足ながら、巨人の国松彰(1955年入団、70年引退)が、
亀屋万年堂創業者の娘と結婚したのが縁。
後輩の王に広告塔を依頼したのは有名な話だけれど、
コーチ、二軍監督として球界に尽力した国松が
野球解説者のかたわら95年に副社長に就任、
2000年には社長になったことは
どのくらい知られているの菓子ら?
……おっと、タッチミス
どのくらい知られているのかしら?
(11年からは会長職に)。
蛇足ついでに。亀屋万年堂は今年1月日25日、
山梨の総合菓子メーカー「シャトレーゼ」の
子会社になっている。ただブランドはママ。
久しぶりに食べたナボナは
変わらずに美味しかった
唯一無二の味だ。
そして自由が丘は、20代半ばを過ごした
思い出の街でもある。芝居のかたわら
損害保険代理店として過ごした……。
あ、その時は万年堂には行かなかったな。