相互読者登録をしている「めんどりの庭」さんの最新記事を拝見していて、近くの街に 「マロニエ」が咲く並木道が有ることを知り 買い物ついでに 訪ねてみました。
JR八王子駅北口から まっすぐ伸びる駅前通りの両側の歩道に植えられている街路樹が なんとマロニエだったんです。
マロニエという語感からは 訪れたことも無いくせに シャンソン、パリの街、シャンゼリゼ通り・・を連想してしまいますが そんなパリの街路樹を意識して 植樹されたんでしょうか。
八王子市は 古来 絹織物が盛んな地で その駅前通りの街路樹も 以前は その象徴である 桑の木が 植樹されていました。
いつごろまでだったか 記憶定かでは有りませんが 実が落ちる頃、歩道上が ムラサキ色になってしまい、避けながら歩いた経験があります。
マロニエは フランス語、日本で言う 「栃の木(トチノキ)」、
パリの街路樹に用いられているマロニエは 「セイヨウトチノキ」と呼ばれ 白い花がメインなんだそうです。そのマロニエと アメリカのアカバナトチノキを交配させた 「ベニバナトチノキ」が 日本でも街路樹等として 植樹されるようになっているんだそうで、多分 八王子市のマロニエも ベニバナトチノキなのでしょう。
日本でも 「栃の木(トチノキ)」は 古くから木材として利用されたり 種子は 「栃の実(トチノミ)」として 食用にされてきました。
稲作が厳しい山岳地帯等では 主食としていた時代もあったようですが 現在でも 郷土食として受け継がれ 「栃餅(トチモチ)」、「栃麺(トチメン)」等 土産品にもなっています。