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たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

半村良著 「かかし長屋」

2018年09月27日 15時16分12秒 | 読書記

当地 今日は 午前中 かなり本降りの雨でしたが 午後になってから上がりました。
ただ 薄ら寒い天候、妻の定期検診の送迎で 市街に出かけましたが 中には ライトダウン等を着て歩いている人の姿も見られ、季節の変わり様には驚いてしまいます。
病院での待ち時間、帰ってきてからの中途半端な時間、
おとなしく? 「本」でも 読むしかなく・・・・、

図書館から借りていた 大活字本、半村良著 「かかし長屋」を 読み終えました。

  (大活字本)

半村良著 「かかし長屋」

古き良き江戸下町の貧乏長屋で暮らす さまざまな人たちが ふりかかる事件にも お互い助け合いながら 自分達の智恵で切り抜けていく 長編人情時代小説、第6回柴田錬三郎賞受賞作品です。

(目次)
「土左衛門」
「宿六たち」
「後家と娘」
「扇職人」
「盗人仁義」
「身の上ばなし」
「浪人者」
「稲荷」
「お節介」
「後家屋の為吉」
「さぐり合い」
「悪い相談」
「捕り物支度」
「盗みのあとさき」
「勘助無常」
「長屋のざわめき」
「雨の大川端」
「魚屋市助」
「貧乏徳利」
「松倉玄之丞」
「もやい舟」
「すっ飛び和尚」

江戸浅草の大川沿いの三好町に 貧乏人の吹き溜まりのような 1棟5軒が向き合った10軒の長屋が有り かかし長屋と呼ばれていた。
「土左衛門だ、土左衛門だぁ・・・」、長屋の住人、大工の辰吉おりくの息子源太が 大川の水死体(身投げ)発見を 知らせに駆け込んできて 長屋中が、大騒ぎになるところから物語が始まっている。
長屋になにか事が起きれば 必ず 報告し 相談、対処してもらう先が 近くの証源寺の和尚 忍専。
かかし長屋は 証源寺の先代の住職 経専が 貧困救済に力を入れ、檀家から寄附を募って作り、縁の有った極貧者達を住まわせた長屋だった。後を継いだ和尚 忍専も 長屋の住民一人一人を必死に守るために 深く関わる人物として描かれている。
和尚は 住民に対して 「それ以下に落ちるな」、「貧しさに甘えるな」、「着物はボロでも洗濯してきちんとしろ」、「掃除しろ」等と 住民に説き 住民も 一家族のような人情で繋がっていた。
長屋には 「割り長屋」、「棟割り長屋」、二つのタイプが有ったが かかし長屋は 一棟を横に割って、表と裏に出入り口が有る 「割り長屋」という設定。ちなみに 「棟割り長屋」とは 1棟を先ず 縦に割って、横に割るタイプで 出入り口は一つ、反対側の部屋と背中合わせとなる長屋のことだ。
人の家も自分の家もお構いなし、開けっぴろげで、10軒の住人の動向は 全て筒抜け、特に口は悪いが世話好きな姫糊屋のおきんばあさんは 長屋の主のような存在。
左官の熊吉、お鈴夫婦、流しの飴売り六造、莨売りの弥十、盗人稼業から足を洗った扇職人勘助、畳屋の吾助と 幸介、おなか夫婦、魚屋の市助、足の不自由なおしの、通い女中の娘お袖母子、古金屋の千次郎、そして 近くで寺子屋の先生をしている剣術にも長けた柴田研三郎
職人や物売り、いろいろ訳有りの人物、おかみさん同士、が 関わりあい、助け合いながら 極貧の暮らしの中で 人情を通い合わせる物語。
他の武士物歴史小説と味わいが異なるとすれば 終始 江戸時代庶民が使ったであろう江戸っ子弁が飛び交い 随所に 落語、人情小話を聞いているような場面もあり、ほのぼの、しみじみするところかも知れない。


動画のYouTubeアップロード練習その2

2018年09月27日 06時20分45秒 | 暮らしの記録

一昨日 初めて撮った動画を 初めてYouTubeにアップロード公開をすることが出来たこと書き込んだばかりですが その手順等 直ぐまた忘れてしまう爺さん、
忘れない内に 練習してみました。
前回の動画の続きです。

「もっともっとお利口になーれ、aiboのエナ」

今年の敬老の日(?)に 一人暮らししている義姉が 甥(次男)から aiboをプレゼントされました。
「エナ」と名付けて 目下 教育中(?)。
まだまだ 未熟ですが これから どんなことが出来るようになるのか楽しみです。
「バンザイ」?、「ダンス」?、「アクシュ」?、・・・・。

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