たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「私の青空(My Blue Heaven)」

2019年06月09日 22時27分47秒 | 懐かしいあの曲

昨年末からずっと異常な程の少雨が続いた当地、アメ、アメ、フレ、フレ・・・、まとまった雨が降るのをあれほど待ち望んでいたことも忘れて、いざ梅雨入りし 雨の日が何日も続くようになると スカッと爽やかな青空を見たくもなる。
人間の感情などというものは そんな繰り返しなのかも知れない。
今朝も 雲低く垂れ込め周辺の山並みは霞み 陰鬱な空模様、雨が降り続いている。

そんな空を見上げながら ふっと 思い出した曲 「私の青空」。
戦前戦後 「日本の喜劇王」等とも呼ばれた エノケンこと榎本健一を知る人も 徐々に少なくなっていると思うが、彼が歌っていた曲である。
後期高齢者ではあるが ご他聞に漏れず 実際に エノケンの舞台や映画を観た記憶は無い。
ただ エノケンがどんな人物なのかも知らなかった子供の頃 北陸の山村で 雑音混じりのラジオから流れていた エノケンが歌う「私の青空」が 妙にインパクトが有り 脳裏に焼き付いたということになる。
疎開した父親の郷里に定住し あばら家で6人家族の貧しい暮らしをしていた当時、子供心に 歌詞の一節 「狭いながらも楽しい我が家♪」に 共感していたのかも知れない。

榎本健一の「私の青空」 (YouTubeから共有)


それが エノケンの持ち歌ではなく 1927年の発表された ジョージ・A・ホワイティング作詞、ウオルター・ドナルドソン作曲、ジーン・オースティン(Gene Austin)歌唱の「My Blue Heaven」で 当時 500万枚を超える大ヒットした曲、その後 数多の歌手や楽団がカバー、ジャズ、ポピュラー・ソングのスタンダード・ナンバーであることを知ったのは 随分後年になってからのことであった。
日本では 1928年(昭和3年)に 堀内敬三訳詩した「青空」を 二村貞一が歌い、やはりヒットしたようだが もちろん知らない。
エノケンが映画の挿入歌とした歌った「私の青空」も そのまたカバーということになる。

ジーン・オースティン(Gene Austin)の「My Blue Heaven」 (YouTubeから共有)

ドリス・デイ(Doris Day)の「My Blue Heaven」 (YouTubeから共有)

他にも グレンミラー楽団、プラターズ、フランク・シナトラ等 数多にカバーされている。


 

 

 

 

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慈雨

2019年06月09日 16時14分44秒 | 散歩・ウオーキング

当地 梅雨入りが発表された日以後 まさに典型的な梅雨の天候になっています。
今日も 1日中、雲が低く垂れ込めて 細かい雨が降ったり止んだり、
気温は上がらず 半袖では ちょっと寒く感じます。
「梅雨寒(つゆざむ)」と言うんでしょうか。

昼食後、雨が上がり、うっすら明るくなったところで 家電店に買い物に行き その周辺をちょこっと歩きました。
途中でまた 細かい雨が降り出し 急いで引き返しましたが・・・。

道端や民家の庭先の草花も 生き生きして見えます。
雨に ムラサキ色の花が 似合うような気がしますが 「恵みの雨」、慈雨」ということでしょうか。

「慈雨(じう)」とは 作物や草木に生気をもたらす雨のことですが その他にも この時期の雨の呼び方に 「翠雨(すいう)」、「甘雨(かんう)」等も 有ります。
温帯湿潤気候で雨の多い日本、古来から 四季折々の雨、また その降り方等に対して たくさんの情緒あふれる名を付けて呼ばれてきましたが・・・、

春には 春雨(はるさめ)、菜種梅雨(なたねつゆ)、発火雨(はっかう)、五月雨(さみだれ)、緑雨(りょくう)、小糠雨(こぬかあめ)、等々・・・・、
夏には 白雨(はくう)、夕立(ゆうだち)、神立(かんだち)、酒涙雨(さいるいう)等々・・・・、
秋には 秋雨(あきさめ)、白驟雨(はくしゅうう)、霧雨(きりさめ)、秋霖(しゅうりん)等々・・・、
冬には 時雨(しぐれ)、氷雨(ひさめ)、寒の雨(かんのあめ)、鬼洗い(おにあらい)等々・・・、
梅雨だけでも 入梅(つゆいり)、栗花落(ついり)、走り梅雨(はしりつゆ)、暴れ梅雨(あばれつゆ)、送り梅雨(おくりつゆ)、返り梅雨(かえりつゆ)、空梅雨(からつゆ)、等々・・・、
小雨、大雨、長雨、豪雨、涙雨、天気雨、狐の嫁入り、微雨、驟雨、俄か雨、通り雨、村雨、陰雨、霖雨、穀雨、・・・・・、
なんでも 400語超の雨の呼び方があるそうなんです
雨に対する 日本人の細やかな感性、
多分 他国には無い 一つの文化であるとも言える気がします。


 


読めない書けない難漢字 No.009

2019年06月09日 11時13分13秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

昨日書き込んだ記事を読み直していて気が付きました。
読めない、書けない難漢字を シャラッと 使っていて 自分でも びっくりです。
昔だったら 辞書を引き、画数が多い漢字等は 天眼鏡で拡大し、なんとか書くところですが、
今は パソコンでも、スマホでも、漢字変換ソフトのお蔭で
これまで習ったことも無いような漢字でも すっかり忘れてしまった漢字でも 超難漢字でも クリック一つで使えてしまう時代、
老脳は ますます 覚えようとしなくなってしまいそうです。

「矍鑠」
良く使っている言葉ですが いざ 書け!、読め!と 言われると さて? となってしまいますね。

「矍鑠」

読みは
「かくしゃく」

意味は
「年老いても尚 丈夫で元気なさま」


「あの方は高齢ながら矍鑠とされている」

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