先日 新聞の折り込みチラシの中に
「申込不要」、「参加無料」、「国蝶・オオムラサキ見学会に行こう」
なるチラシが入っており 目に止まった。
特別 蝶に傾注している分けでもなく むしろ 蝶を見ても 名前も分らず、判別も出来ない類であるが、
車で行ける範囲でも有り たまには ドライブを兼ねて出掛けるのも良かろうということで、参加を予定していた。
今日がその当日、
生憎 当地 断続的に激しい雨降りとなってしまい 一瞬どうしようか躊躇したものの、
とりあえず 現地まで行ってみようということで出発。
現地(東京都西多摩郡日出町の山間部)に到着した時間帯が 最も雨が激しく降っている最中で、
傘をさしても足元が濡れてしまう程だったが、
そんな悪天候にも拘わらず 駐車場には 予想外に来場者の車が有り、
いまさら取り止めて引き返す分けにも行かなくなり 多少濡れるのを覚悟して会場へ入る。
鉄パイプ骨組みに金網を張っただけのような簡素な、しかも狭い会場だった。
当然 会場内も傘を差さないとならず、地面はぬかるみ、なんとも落ち着かない感じであったが
そんな雨の会場で、雨具を身に付けた若い数人の係員(説明員)が
懇切丁寧に来場者に説明をしたり 蝶をやさしく捕らえては 子供の手に止まらせたり
一生懸命であったことには 好感を覚えたものだ。
オオムラサキ(大紫)は チョウ目(蝶翅目)、タテハチョウ科、オオムラサキ属、
翅を広げると10cm程になる大型のタテハ蝶である。
成虫は 6月下旬から7月上旬頃 羽化するようだ。
1957年(昭和32年)に 世界に誇る日本の代表的な格調高い蝶として 日本昆虫学会で国蝶に指定された。
勇ましく堂々としており、華麗で、気品の有る美しさを有すること、
北海道から本州、四国、九州、日本全国に分布している蝶で有ること、
が その理由になっているようだ。
オスとメスに はっきりした違いが有る。
オスの翅の表面は 光沢の有る青紫色をしており 明色の斑紋は黄色い。
メスは オスより一回り大きいが 翅の青紫色は無くこげ茶色している。また 明色の斑紋は黄色くならない。
エノキ(榎)の葉裏のオオムラサキの蛹(サナギ)、
係員(説明員)に教えてもらわないと 探してもなかなか気が付かない。

羽化寸前の蛹(サナギ)

係員(説明員)が やさしく捕らえた オオムラサキ成虫、
ジタバタしない?感じ。


会場内には 20数匹の成虫が放たれているということだったが 雨の影響か 動きがなく、
なかなか 発見出来ない。

子供の手に止まり、

手から手に 移動もする、


ネットから拝借、オオムラサキの雄

ネット拝借・オオムラサキの切手
