今日から明日に掛けて 発達した低気圧が日本海海上を移動する影響で 全国各地広い範囲で大荒れになる恐れ有りとの天気予報が繰り返されている。関東西部山沿いの当地も 強風、雨または雪になる可能性も有り 朝一番 病院予約が有る妻は 気をもんでいる。
今年は 1月になっても 北海道、東北、北陸等で 例年になく積雪が少ないのだそうだ。
スキー場の営業が出来なかったり 深刻な事態になっている地方も有るようで やはり 降るべき季節に、降るべきエリアには 降ってもらいたいものだ。
昭和20年代から30年代前半、高校卒業まで 北陸の山村で暮らした人間には 冬中 根雪に覆われた風景が イメージとして思い浮かんでしまうのだが、急速な温暖化で 今は積雪量も少なくなり、降っても直ぐ解けてしまうことが多くなっているのかも知れない。
雪が降る季節になると 必ず 思い浮かんでくる曲がある。
「雪の降る町を」である。
子供の頃、電波が極めて届き難く、NHKラジオ第1放送 1局しか入らない土地だったが 「ラジオ歌謡」という番組が 夕方有り、ある時期、「雪の降る町を」も 繰り返し繰り返し、流れていたことが有った。
当然 大人向けの歌ではあったが 脳裏に焼き付いてしまったのである。
今更になってネットで調べてみると、
「雪の降る町を」は 作詞 内村直也、作曲 中田喜直。
元々は 1951年(昭和26年)に NHKラジオ第1放送で放送された連続ラジオ放送劇「えり子とともに」の挿入歌だったのだそうだ。メロディーは 作曲者 中田喜直が 山形県鶴岡市で見かけた雪風景から紡いだものだと言われている。
雪深い山村で 黒いマントで身をくるみ、音もなく降り続くボタン雪の中を 雪を踏む自分の長靴の音だけを聞きながら 白と黒の世界の田圃道を とぼとぼ歩いて通学していた自分の姿と 「雪の降る町を」の曲調、歌詞が ダブっていたのかも知れない。
立川澄人等 数多の歌手にカバーされ、ダーク・ダックス等 コーラスグループにも 歌われているが
「雪の降る町を」と言えば やはり 子供の頃に 脳裏に焼きついた 高英男に限ると思ってしまうのである。
高英男の「雪の降る町を」
(YouTubeから共有)
(ネットから拝借)
前日の夕食も 「何食べたんだっけ?・・・」
忘れてしまう老脳
断片的ではあるが 何十年も前のことが
昨日のごとく 蘇ってくるから 不思議である。