たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

バタフライ、キック

2020年01月29日 21時48分09秒 | スイミング

当地 今日は 日中青空が広がり 体感的には春の陽気となり
どこかに出掛けたいところだったが
午後 歯医者に予約有りで、行って帰ってきただけ、
ほとんど動いておらず、スマホの歩数計で 5000歩程度。
いかん!、いかん!、
やおら重い腰を上げ
19時~20時のスイミングクラブ成人クラスレッスンに出席、
先程 帰ってきたところだ。

今日は N指導員によるバタフライ中心レッスン
特に 第2キックをチェックされた。
レッスン終盤には クロール50m×6本も入り 
多分 アップ、ダウン 含めて、トータル 1000m位は
泳いだのかも知れない。

バタフライのキック(YouTubeから共有)

もう、十分!、十分!、・・・・ではあったが 
今日は 足が攣りそうな感じが無く、
レッスン終了後、居残ってしまい、
疲れを知らないベテラン女性陣の後ろにくっついて
5秒間隔、クロール 50m×10本、4種目 25m×4本、
なんとか泳ぎ切って引き上げてきた。


藤沢周平著 「又蔵の火」

2020年01月29日 11時24分36秒 | 読書記

当地、ここ数日間は、雨、霙、曇、肌寒い悪天候が続いていたが 今日は一転して 気持ちいい青空が広がり、
日中の陽光はぽかぽか、春を感じさせた。

昨日は1日中 炬燵に丸く?なって、うつらうつら船を漕ぎながら、雨読、
図書館から借りていた 藤沢周平著 「又蔵の火」 (文春文庫)を なんとか読み終えた。
本書は 藤沢周平氏の2冊目の作品集で、表題作「又蔵の火」の他 「帰郷」「賽子無宿」「割れた月」「恐喝」の 短編5篇が収録されている。

藤沢周平著 「又蔵の火」

「又蔵の火」(表題作)
万次郎の仇討ちを果たすことのみに生きてきた羽州荘内藩の土屋又蔵、甥の土屋丑蔵と 同族相討つ、凄愴無残な果し合い、斬り合いの一部始終を描き出す著者ならでは筆致。異常な興奮、感動で、血圧が上がる思いがする。

「帰郷」
「弔いの宇之」という異名をもつ渡世人宇之吉が 老いの寂寞と悲傷を抱えて 木曽路に入るところから 物語が始まる。
昔の仲間九蔵が 親分を追い出し、幅をきかせているが・・・・・、
映画「シェーン」の最後のシーンを連想してしまう。

「賽子無宿(さいころむしゅく)」
江戸に戻る途中、千住で 病気で行き倒れ寸前だった喜之助を助けたのはお勢、安住の地等無い、イカサマ賭博、渡世人の世界を 著者ならではの筆致で描いている。

「割れた月」
三宅島から赦免されて戻った鶴吉、待ち受けるものは?、お紺は?、お菊は?、
安住の暮らし等無し、イカサマ賭博の世界へ、そしてその結末は?

「恐喝」
イカサマ賭博でカモにされた若旦那保太郎を恐喝する善九郎、なんともえげつないストーリー。主人公竹二郎は恐喝者側から 娘おそのの守護者に。その挙句は、仲間との凄惨な争闘となり、深手を負い、血にまみれながら 息を引き取るまでを描き続ける著者の筆致に興奮もする。

「あとがき」で 著者は 
「どの作品にも否定し切れない暗さがあって、一種の基調となって底を流れている。話の主人公たちは いずれも暗い宿命のようなものに背中を押されて生き、あるきは死ぬ」
と述べている