たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「カチューシャ(Katyusha)」(再)

2024年02月01日 20時18分52秒 | 懐かしいあの曲

1950年代(昭和20年代後半?~30年中頃?)の話。全国各地の大都市に、「歌声喫茶」が出現した。テレビ普及前の時代、若者を中心に人気上昇、どこも店内が溢れていたと言われている。新宿に、「カチューシャ」「灯(ともしび)」等が出来てから、瞬く間に全国的に広がり「歌声喫茶」ブームとなり、最盛期には、その数、100店を超したとも言われている。
地方都市の貧乏学生だった類で、実際に、「歌声喫茶」に足を運んだ記憶は無く、せいぜい、ラジオ等を通して、大都会の流行を感じていただけだったが、そんな「歌声喫茶」で良く歌われていたジャンルの一つに、「ロシア民謡」が有った気がする。
特に、当時、売り出し中だったコーラスグループ「ダーク・ダックス」の「ロシア民謡」のかずかずは、「歌声喫茶」に足を運ばなくても、日々、ラジオ等から聴こえてきて、くちずさんでいたものだ。
1970年頃までには、「歌声喫茶」ブームは衰退し、ほとんどが閉店してしまったようだが、当時、「歌声喫茶」に通っていた人達はもちろん、当時流行していた音楽を聴いたり歌っていた人達は、「ロシア民謡」を聴くと、未だに、若かりし頃、青春が蘇ってくるのではないかと思っている。最近は、全国各地で、当時の「歌声喫茶」とは異なる形で、高齢者を中心に、「歌声サークル」等が、活発になっているようだが、多分、歌われている曲の中に、「ロシア民謡」も、入っているのではないかと思う。
「ヴォルガの舟歌」「赤いサラファン」「トロイカ」「ステンカ・ラージン」「カリンカ」「一週間」「黒い瞳」「ポーリュシカ・ポーレ」「カチューシャ」「ともしび」、等々
未だに捨て切れず持っている古いLPレコード盤の中にも、「ロシア民謡」が有り、時々、聴いているが、当時、「ロシア民謡」等と一括りされていた曲の中には、そうではない曲も多かったのだということを、後年になって知り、「へー!、そうだったの?」と、目から鱗・・になった記憶が有る。
その内の1曲、「カチューシャ」も、元々、古くから歌い続けられてきた、いわゆる日本の民謡のような曲ではなく、戦前に作られた曲だった。

今更になってネットで調べてみると
「カチューシャ(Katyusha、Катюша)」は、ソヴィエト連邦スターリン時代の1938年(昭和13年)に、作詞、ミハイル・イサコウフスキー、作曲、マトヴェイ・ブランテル、ロシアの人気フォーク歌手リディヤ・ルスラノヴァによって、発表されたロシアの歌曲だった。
日本では、戦後になって、「ロシア民謡」を代表する曲として、広く知られるようになり、歌声喫茶等で盛んに歌われたものだ。
原曲のロシア語の歌詞では、カチューシャという娘が川の岸辺で、出征し国境警備につく恋人を思い歌う切ない姿が描かれている。
「カチューシャ( Katyusha)」とは、ロシアの一般的な女性名で、「エカテリーナ(Екатерина)」の愛称形なのだそうだ。
時代が変わって、今はまた、プーチンが起こしたウクライナ戦線へ送られる恋人を想いながら、カチューシャのように、切なく過ごしている娘さんも、さぞかし多いのだろう。

「カチューシャ」 ダークダックス (YouTubeから共有)

「カチューシャ」 Tolmachery姉妹(トルマチェリ?姉妹)(YouTubeから共有)

 

 


読めない書けない難漢字 No.68

2024年02月01日 09時49分39秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

普段、会話や文章で、あるいはテレビやラジオ、新聞等で、ごく普通に使われている言葉で、誰でも知っている言葉の中にも、いざ、咄嗟に漢字で書けと言われると、「???」となってしまう言葉が、結構有るものだ。
もちろん、漢字検定何級、漢字クイズ王なる人達にとっては、御茶の子さいさいなのかも知れないが、一度や二度、聞いても、教えてもらっても直ぐそのそばから忘れてしまう類の爺さんは、たまたまそんな漢字に出会うと、「へー!、そうなんだ・・」、その都度、目から鱗・・・・、になってしまう。
今は、有難い世の中、漢字不勉強で語彙力の無い爺さんでも、PCやスマホの漢字変換ソフトのおかげで、ブログ等には、読めない、書けない難漢字であっても、平気で、知ったかぶりして書ける時代だが、「じゃ、実際、自分で読んでみろ、書いてみろ」と、問題に出されたら、降参してしまうこと多しである。


先日、読み終えた時代小説の中で、たまたま目に止まった漢字が有った。
普段、極く当たり前に使っている言葉で、しょっちゅう、ブログ等にも、平気で書き込んでいる言葉、「まぎらわしい」「まぎれる」である。
特別、難漢字でもなく、読めるし、書けるが、10数年前に、あまりよく考えないで付けたブログタイトル、「たけじいの気まぐれブログ」の「気まぐれ」が気になりだしてしまった。

今更になって、国語辞典、漢和辞書で調べて見ると、
「きまぐれ」を漢字で書くと、「気紛れ」となる。
「気が変わりやすいこと、その時々の気分で物事を行うこと、または、そういう人、その時々で変わりやすくなかなか予測出来ないこと」・・・・、
フム、フム、
ところが、
「紛れ」には、「まぎれ」と読む場合と、「まぐれ」と読む場合とでは、意味が異なることが分かった。
「まぎれ」と読む場合は、「まぎれること、入り混じって見分けにくいこと」の意味になり、
(例)「紛れ物」(まぎらわしいもの、人をごまかすもの、にせもの)
「まぐれ」と読む場合は、「思いがけず、ある結果になること、偶然」の意味になる。
(例)「紛れ当たり」(偶然にうまく当たること、偶然にうまくいくこと)
「たけじいの気まぐれブログ」の「気まぐれ」
意味からすると「まぎれ」の方であって、「まぐれ」の方ではないが、読みは、「気まぎれ」ではなく、「気まぐれ」。
「まぐれ当たり」の方も、悪く無いかな・・・等とも思ったりして・・・・。













(漢字)

気紛れ