昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。
懐かしい映画と映画音楽・その9
映画「旅情」と主題曲「ヴェニスの夏の日」(再)
毎年、夏になると、ふっと思い浮かんでくる、懐かしい映画がいくつか有るが、「旅情」もその一つだ。
今更になってネット等で調べてみると
映画「旅情(Summertime)」は、デビット・リーンが監督、キャサリン・ヘプバーン、ロッサノ・ブラッツィ主演で制作され、1955年(昭和30年)に公開された、イギリス・アメリカ合作の恋愛映画だった。
アメリカ、オハイオ州在住の自称「おしゃれな秘書」、38才の独身女性の主人公、ジェーン・ハドソン(キャサリン・ヘプバーン)が、長期休暇を取り、念願だったヨーロッパ旅行に出掛け、最後に訪れたヴェニス(ヴェネツィア)で、イタリア人、レナート・デ・ロッシ(ロッサノ・ブラッツィ)とめぐり逢い、別離するまでの物語だが、水の都ヴェニス(ヴェネツィア)が舞台、美しい風景があふれている映画だった。やはり、若い頃は、一度は、訪れてみたい海外の上位だった、ヴェニス(ヴェネツィア)、とうとう、その機会は無く、今では、映画や、映像、画像で、楽しんでいる風である。
ロッサノ・ブラッツィが歌った、主題曲「ヴェニスの夏の日(Summertime In Venice)」は、当時、大ヒットし、数多の楽団や歌手に、演奏され、歌われていたような気がする。
地中海の雰囲気を感じさせる、ロマンチックな旋律、
やはり、脳裏に焼き付いている映画音楽の一つになっている。
(ネットから拝借画像)
映画「旅情」・主題曲「ヴェニスの夏の日」 (YouTubeから共有)
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