数年前まで、まるで興味も関心もなかった川柳。ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、クソ真面目、まるで面白みの無い、川柳とは程遠い存在の爺さんが、ひょんなきっかけで、「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、単なる「五七五言葉並べ遊び」を始めたのも、やはりブログを始めてからのことだった。それが、4年前頃には、相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、拙句、駄句を、投句してしまうことにもなっている。結果、何も分からなかった川柳の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしているが、所詮 川柳の才能等無しの爺さん。スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と勝手に思い込んで続けていることだと思っている。その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ川柳(川柳もどき)、せっかく作った句を、忘れてしまわない内にブログに書き留め置くことにしている。
2023年5月に作った川柳(川柳もどき)
お題「香る」
年寄に危険な香りするメール
畳替え茶の間でデンと古女房
鰻屋の裏の下宿で耐えた四年
お題「ラジオ」
真空管ラジオを聞いた生き残り
お題「外」
外面で民生委員こなす妻
外面が見える夫の電話口
ノーマスク余所行きの顔リメイクし
お題「橋」
迷い橋いくつも渡り生きてきた
あの時にあの橋渡ったばかりに
お題「晴れ」
梅雨晴れに布団の花が咲く団地
じゃじゃ馬が晴れ着に隠れドロンする
疑いが晴れても心に傷残る
天晴れと言われてみたい二度三度
折句「い・し・き」
生きてれば幸せなこときっと有る
いつだって信じているよ君のこと
ラララ川柳「い」
いつまでも居座っている居候
老楽川柳
追う趣味が増えて老後も分刻み