gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがある。「アクセス数」を気にしてでのことではなく、すっかり忘れてしまっているような、随分前に書き込んだ古い記事にアクセスが有ったりするのを、楽しみにチェックしている風なのだ。そんな記事に目に止まった瞬間、「エッ、こんな記事にアクセス?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりしているのだ。
「gooブログ」=「記憶力がまるで無くなっている爺さんの自分のための記憶補助ツール」と決め込んでいる爺さんには、「アクセス解析」もまた、便利で有難いツール、大いに活用しているという次第。
先日、数年前に、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めていた記事、「虹の彼方に(Over the Rainbow)」にアクセスが有ったことに気が付いた。
「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクすることにした。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
懐かしい映画と映画音楽・その58
映画「オズの魔法使」と主題曲「虹の彼方に」(再)
昭和30年代前半、北陸の山村で中学生だった頃の話である。当時、隣りの町には、大衆映画を中心に上映していた小さな邦画映画館が2館有って、時々、「文部省推薦映画」等というのが来ると学校の許可が出て、汽車に乗って観に行ったものだが、「洋画」を観賞する機会等は、ほとんど無かったような気がする。それが、不思議なことに、中学生の頃に見た映画の記憶の中に、「オズの魔法使」が入っているのである。記憶曖昧だが、もしかしたら、当時、学校の講堂(体育館)で、娯楽の少なかった村民対象に、年に1回だったか2回だったか、映画会が催されていたが、その中の1本だったのかも知れない。ただ、当時の印象としては、それまで、洋画、しかも、歌入り映画(ミュージカル映画)等というものを見たことも無かった田舎の子供故、ある種違和感をもち、なんか変な映画、位にしか思わなかった気がする。それでも、主題歌の「虹の彼方に(Over the Rainbow)」の方は、 妙に脳裏に焼き付いてしまっていて、後年になってから、映画「オズの魔法使」が、「歴代名画ベスト100」の第6位にランクされたとか、「歴代ミュージカル映画ベスト100」の第3位にランクされたとか、主題歌「虹の彼方に」は、「歴代ミュージカル映画名歌曲ベスト100」の第1位を獲得していたこと等を知って、「へー!、そうだったの・・」、目から鱗・・・になった記憶が有る。以後、テレビの映画番組等で、改めて、映画「オズの魔法使」を観たり、主題曲「虹の彼方に」を、じっくり聴くようになった気がする。
今更になってネットで調べてみると
「虹の彼方に(Over the Rainbow)」は、1939年(昭和14年)に、アメリカで公開された、ヴィクター・フレミング監督、ジュディ・ガーランド(Judy Garland)主演のファンタジー・ミュージカル映画「オズの魔法使(The Wizard of Oz)」の主題曲だった。
映画が、日本で公開されたのは15年後の1954年(昭和29年)なのだそうだが、エドガー・イップ・ハーバーグ 作詞、ハロルド・アーレン 作曲の、主題歌「虹の彼方に」の方は、ドリス・デイ、レイ・チャールズ、フランク・シナトラ、等々、数多のアーチストにカヴァーされ、世界的に大ヒット、日本でも、江利チエミ、美空ひばり等が歌っていたようで、よくラジオ等から流れていて、脳裏に焼き付いたものだ。
(ネットから拝借画像)
映画「虹の彼方に」・ジュディ・ガーランド、(YouTubeから共有)
サム・テイラー演奏の「虹の彼方に」 (YouTubeから共有)