昭和20年代から30年代、夏休みの頃から秋口にかけて、農家の庭先等で良く見掛けていた花の一つに「ホウセンカ(鳳仙花)」が有った。もちろん 子供のこと、花に興味関心が有った分けではなく、花後に出来た緑色の実にちょこっと触れると種が飛ぶことが面白くて、覚えた花だったと思っている。その後数十年間、ホウセンカ(鳳仙花)等をあまり意識して見掛けることもなくなり、すっかり忘れてしまっていたものだが、つい最近になって、散歩・ウオーキングの途中、民家の庭先で、ホウセンカ(鳳仙花)を見掛けて写真を撮って帰り、改めて懐かしがっているところだ。
ホウセンカ(鳳仙花)
ツリフネソウ科、ツリフネソウ属、1年草、
和名「鳳仙花」は 中国名を音読みしたもので、花の形が中国神話の
伝説の鳥「鳳凰」が羽ばたく姿に見立てて付けられた花名。
別名 ツマクレナイ(爪紅)
昔女性が爪を染めるのに使っていたことに由来している
原産地 東南アジア、インド等
日本には 17世紀頃渡来した植物
草丈 30cm~60cm
花色 赤色、ピンク色、紫色
開花期 6月~9月頃
花後に出来た緑色の実に触ると種が飛ぶ。
花言葉 「私に触れないで」「短気」
(参照) ホウセンカの花とたね → NHK for School
「鳳仙花」は 俳句では 秋の季語、
朝晩は 涼しくなりぬ 鳳仙花 富安風生