数年前まで、まるで興味も関心もなかった川柳。ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、クソ真面目、まるで面白みの無い、川柳とは程遠い存在の爺さんが、ひょんなきっかけで、「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、単なる「五七五言葉並べ遊び」を始めたのも、やはりブログを始めてからのことだった。それが、5年前頃から、相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、拙句、駄句を、投句してしまうことにもなっている。結果、何も分からなかった川柳の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしているが、所詮 川柳の才能等無しの爺さん。スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と勝手に思い込んで続けていることだと思っている。その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ川柳、せっかく作った句を、忘れてしまわない内に、ブログ・カテゴリー「川柳・俳句・詩」に、書き留め置くことにしている。
2024年2月に作った川柳
団栗
お題「枝」
枯れ枝に花を咲かせる古希の夢
枝落とす毎にごっつくなる若木
お題「近い」
横の席近くて遠い片思い
壁一枚隣りが遠い都市住まい
ご近所も知らず世界を語る人
近い内アレをアーして思うだけ
耳元に顔寄せ話すお年頃
近い内会おうと言ってもう五年
お題「印(しるし)」
寄越されたお詫びの印どないしよ (★リラ選、ここせん「入選」)
女房の機嫌直れば丸印
付いている手帳の印意味忘れ
今風にペコリスタンプ詫び印
お題「出る」
口達者出しゃばり誰も止められず
朝昼夕箸が進んで出るお腹
出っ腹が邪魔して足の爪切れず
暖冬で出る時期迷うフキノトウ
折句「わ・じ・ま」
我が家には自慢するものまるで無し
笑うなよじっと睨んだ孫と爺
折句「わ・く・ら」
我が人生苦労も有れば楽も有り
ワンマンに苦労もしたが楽隠居