数年前まで、まるで興味も関心もなかった川柳。ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、クソ真面目、まるで面白みの無い、川柳とは程遠い存在の爺さんが、ひょんなきっかけで、「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、単なる「五七五言葉並べ遊び」を始めたのも、やはりブログを始めてからのことだった。それが、5年前頃から、相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、拙句、駄句を、投句してしまうことにもなっている。結果、何も分からなかった川柳の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしているが、所詮 川柳の才能等無しの爺さん。スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と勝手に思い込んで続けていることだと思っている。その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ川柳、せっかく作った句を、忘れてしまわない内に、ブログ・カテゴリー「川柳・俳句・詩」に、書き留め置くことにしている。
2024年1月に作った川柳
団栗
お題「始める」
終活を始めたばかりまだ死ねん
今年こそ一日一句直ぐ頓挫
始めた日それが最後の我が日記
閉店をチラシで予告売れ始め
老いらくの恋の始めもLINEから
お題「竜」
虎祈願竜頭蛇尾にならぬよう
我が家には竜より恐い魔女が棲む
竜になる夢見て滝に挑む鯉
竜に目を句に一文字で天へ翔ぶ
お題「大きい」
オキアミがクジラ丸ごと飲んだ夢
初詣小銭で願うデカイ夢
掛け声がデカイばかりで力出ず
お題「メニュー」
手にメニュー目は値段から決めている
メニュー見る前に財布が決めている
お題「残す」
お宝も遺せば子にはゴミと化し
われは逝く金も名前も残さずに
好きな物先に食わずに残す癖
何か有る売れず山積み特売品
折句「き・つ・て」
金メダル辛さ乗り越え手が届く
君達は鍔迫り合いの敵同士
折句「は・さ・み」
春が来て桜咲き出しゃ皆笑顔
早食いは三分有ればみな食べる
ラララ川柳「つ」
ツイてない辛い話についホロリ