古い写真から蘇る思い出の山旅・その26
「西穂高岳」
(3)長年の念願が叶った二回目の西穂高岳
「独標」で存分に展望を堪能した後、
つい数分前に出会ったばかりの名古屋のTKさんと連れ立って、
西穂岳山頂へ向かって出発したが、
しょっぱな、「独標」を下る切り立った崖状の岩場で、ビビった気がする。
後ろ向きで、足の置き場を確認しながら、三点支持、慎重に・・、
通過後、振り返り見て、やれ!やれ!、
眼下に上高地、対面は、霞沢岳?・・かな、
岐阜県側、新穂高方面?
絶景、上高地、大正池、焼岳、乗鞍岳
振り返ると、いくつかのピークを越えてきたことが分かる・・、
8時頃、「ピラミットピーク」と呼ばれるピークに到着し小休憩、
「チャンピオンピーク」
槍ヶ岳、双六、立山、劔・・方面と望む
前穂高岳と吊尾根、 笠ヶ岳
岳沢と岳沢ヒュッテ
9時頃、西穂高岳山頂(標高2,909m)に到着、
奥穂高岳、ジャンダルム 方面 その後方には、槍ヶ岳
奥穂高岳に連なる超難関ルートと前穂高岳と吊尾根、
「西穂高岳」は、1964年(昭和39年)の夏、同じ学生寮で親しくしていた、松本市出身のU君と、上高地から登り。上高地に下山したことが有り、数少ない青春時代の思い出の一つとなっており、中高年になってからもずっと、「もう一度登ってみたい」と思い続けていた特別な山だったが、ついにその念願が叶ったのだった。
西穂高岳山頂で、存分に絶景を堪能、至福の時を過ごし、
いざ、下山へ、往路を引き返す・・、
登りよりも更に慎重に、
丸山まで戻り、安堵、ホッと一息、
12時30分頃、無事、西穂山荘に帰還したとある。
昼食は、レストハウスで、小屋名物「西穂ラーメン」。
デポしたザックに詰め替えをしたり、たっぷり休憩後、西穂山荘を出発、
樹林帯のジグザグ急下降登山道をホイホイ。
1時間程で、新穂高ロープウエイ「西穂高口駅」に到着したようだ。
発車時刻14時45分のロープウエイに乗車したとある。
15時10分には、車を止めていた鍋平高原駐車場に到着し、着替え等済ませ、
15時30分頃には、帰途についたようだ。
一緒に、西穂高岳山頂を往復し、下山した名古屋のTKさんとは、途中、松本電鉄「新島々駅」で別れ、中央自動車道を渋滞もなく、スムーズに走り、20時頃、帰着したようだ。
八十路を過ぎ、身体のあちこちにガタがきている、今となっては、「西穂高岳」もまた、もう二度と登ること叶わない、遠い思い出の山となってしまっているのである。
(おわり)
上記は、11年前の西穂山荘ですが、雰囲気は、変わっていなかったでしょうか。
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