№178
第二十三回昭和25年上半期。
日本人として、木枯国人となり、共産主義の
国で労働者として働く姿を描く。それにして
も、思想とはここで描かれている便所掃除の
如くバッチイものか、と思ってしまう。その
バッチサは糞尿譚の比ではない。働くという
こと、そして、どんなところでも懸命にやっ
ていれば、道は拓けてくる、というメッセ
ージは確かに受け取った。
この作品ともういっさくしか人生で書かれな
かったらしい。実に二作のみとは、それはそ
れで深い苦悩もあったでしょうが、おもしろ
い気がする。貴重な一文一文だった。
第二十三回昭和25年上半期。
日本人として、木枯国人となり、共産主義の
国で労働者として働く姿を描く。それにして
も、思想とはここで描かれている便所掃除の
如くバッチイものか、と思ってしまう。その
バッチサは糞尿譚の比ではない。働くという
こと、そして、どんなところでも懸命にやっ
ていれば、道は拓けてくる、というメッセ
ージは確かに受け取った。
この作品ともういっさくしか人生で書かれな
かったらしい。実に二作のみとは、それはそ
れで深い苦悩もあったでしょうが、おもしろ
い気がする。貴重な一文一文だった。