№176
第二十五回昭和26年上半期
名前を失くしたS・カルマ氏の寓話である。安倍作品は
一作一作作り込まれた世界観の美しさがある。文章も巧
みだし、その世界を語るだけのテクニックがある。
ボクは安倍作品の中で一番好きなのは、方舟さくら丸な
のだけれど、短編も秀でたのがたくさんあるし、この作
品も読みごたえがある。果たして、広がる壁と、自分の
部屋は世界の果て、とはどういう意味なのか、ゆっくりと
考えたいと思う。
第二十五回昭和26年上半期
名前を失くしたS・カルマ氏の寓話である。安倍作品は
一作一作作り込まれた世界観の美しさがある。文章も巧
みだし、その世界を語るだけのテクニックがある。
ボクは安倍作品の中で一番好きなのは、方舟さくら丸な
のだけれど、短編も秀でたのがたくさんあるし、この作
品も読みごたえがある。果たして、広がる壁と、自分の
部屋は世界の果て、とはどういう意味なのか、ゆっくりと
考えたいと思う。