古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

いつか汽笛を鳴らして    畑山 博

2016-10-28 09:29:47 | 小説の紹介
第67回昭和四十七年上半期。


みつ口がコンプレックスの河上が学校で飼っている


クジャクを殺した朝鮮人に心の傷を負い、大人にな


っても朝鮮人に失恋したり、精神的弱者を描いた作


品と受け取った。日本の社会では畸形は疎んじられ


る。文學は常に少数派のためにあらねばならない。


強いものに反旗を翻してこその革命である。常に文


學を志す者は何が正しいのかを見極めなくてはなら


ないだろう。そして、正しいと信じた道をひたすら


突き進むのである。


畑山氏は2001年に亡くなっている。
コメント
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