古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

春の草   石川利光

2016-10-26 11:35:28 | 小説の紹介
№183

第二十五回上半期。


京口という男の世の浮草を文学的に



描いた作品と受け取った。ひとつひ


とつのエピソードは奇抜でだらしな


い感じが、昭和を感じさせる。全体


的に暗いと僕は思ったのだが、新鮮


なレモンという評にはちょっと驚い


た。先生方はそういう感じ方をする


のかと。でも、堕胎に対して、新鮮


なレモンという評もちょっとねエ。


というわけで、世間話を優秀な文


学的技量で処理するとこうなる、と


いうのを見せていただいた。
コメント
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