(子を貸し屋、所収)新潮文庫。
必至に文学修業のつもりでもって書いた原稿を
買い取ってもらえず、憤懣やるかたなく、指を
1,2,3、と折って数えて怒りを抑える。何
て人間臭いんだろう。所謂貧乏小説の王道であ
るが、そこには確かに生活がある。どんな哲学
より、経済学より生活が大事である。生活あっ
ての芸術であるが、生活が文藝として高められ
ている限り、そこには生活以上のなにかがある
はずだと思えるだろう。貧乏小説ファンはとし
ては近頃、文藝にまで高められた貧乏小説がな
かなか出にくくなっているのかな、という気が
します。僕はいつか貧乏小説をものにしてみた
いですな(-_-;)
必至に文学修業のつもりでもって書いた原稿を
買い取ってもらえず、憤懣やるかたなく、指を
1,2,3、と折って数えて怒りを抑える。何
て人間臭いんだろう。所謂貧乏小説の王道であ
るが、そこには確かに生活がある。どんな哲学
より、経済学より生活が大事である。生活あっ
ての芸術であるが、生活が文藝として高められ
ている限り、そこには生活以上のなにかがある
はずだと思えるだろう。貧乏小説ファンはとし
ては近頃、文藝にまで高められた貧乏小説がな
かなか出にくくなっているのかな、という気が
します。僕はいつか貧乏小説をものにしてみた
いですな(-_-;)