古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

何のために小説を読むか? 石橋喬司

2024-12-15 03:17:58 | 本の紹介

集英社文庫   昭和五十六年

 

何のために読むのか? 五つの要求に分けて

 

分析している。うーん、ぼくは思うに、こう

 

いうのに意味はあんのかなア、なんてね。言葉

 

尻で理解して読んで、それがどうしたってこと

 

ですよ。この人は推理ものをよく読む評論家み

 

たいだね。昭和六十三年から、六十四年の推理もの

 

のベストナンバーを挙げている。その中で、読んだ

 

のは、アガサ・クリスティー「鏡は横にひび割れて」と

 

ロス・マスドナルド「縞模様の霊柩車」のふたつ。これだけ

 

で想像するに、なかなかセンスはいいらしい、と伺える。

 

ロス・マクドナルドは三回くらい読んだ記憶があるから。

 

まあ、ご自身も、面白い本を読むときは〈何のために

 

読むか〉などと自問はしないはず、と結んでいる。

 

(読了日 2024年 11・24(日)20:25)

                  (鶴岡 卓哉)          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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