古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

大衆小説に関する思い出 鶴見俊輔

2024-12-23 04:50:02 | 本の紹介

「素敵な活字中毒者」椎名誠・選 所収。 集英社文庫

 

昭和十七年

 

ぼくはこの鶴見氏と云うお名前を存じ上げなかった。

 

自身、小学生の頃に、毎日4円の大衆小説を読んでい

 

たことが読書歴の始まりだという。

 

父は政治家の裕輔氏だと云うことなので、自宅には本が

 

たくさんあったのだろう。

 

目を悪くしたので、大人になってからは、あまり読書は

 

していないと云う。今では大衆小説は純文学とあまり

 

変わらなくなってしまったように感じる。

 

純文学が大衆小説化してしまっていると感じる。

 

この8P余りの短いエッセイは、「女性改造」に昭和

 

十七年に発表され、「読書のすすめ」に昭和五十四年に

 

収録されたと云うことだ。

 

(読了日 2024年11・27(水)22:08)

                (鶴岡 卓哉)

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