文春文庫 2004年11月
「都会的な」、「静謐」の漂う写真がのっている。
デビュー作「最後の息子」の続編ということだが、読んだはずの
それを失念していて、読んでいて、あっ、そうだったけなあ、オ
カマと暮らしていたんだっけなあ、となんとなく思い出した。
この小説の筒井のように、日常から逃げ出したくなることは、ボクは
間々ある。
このままカフェは開けずに遊んでしまおうと思ったり、歯磨きをせずに
済むんなら、やめてしまおう、とかさ。
8Hあけてしまって、日光の岩のくぼみに腕時計を嵌めて、それから
十五年後に、あるか見に行く。
大人になると、責任っていうのが重くのしかかってきて、それから、
逃亡したくなるんだよねえ。
けど、ボクは突然、北海道に行っちゃう、とかはしないタイプだけどねえ
………合掌。
(鶴岡卓哉)
「都会的な」、「静謐」の漂う写真がのっている。
デビュー作「最後の息子」の続編ということだが、読んだはずの
それを失念していて、読んでいて、あっ、そうだったけなあ、オ
カマと暮らしていたんだっけなあ、となんとなく思い出した。
この小説の筒井のように、日常から逃げ出したくなることは、ボクは
間々ある。
このままカフェは開けずに遊んでしまおうと思ったり、歯磨きをせずに
済むんなら、やめてしまおう、とかさ。
8Hあけてしまって、日光の岩のくぼみに腕時計を嵌めて、それから
十五年後に、あるか見に行く。
大人になると、責任っていうのが重くのしかかってきて、それから、
逃亡したくなるんだよねえ。
けど、ボクは突然、北海道に行っちゃう、とかはしないタイプだけどねえ
………合掌。
(鶴岡卓哉)