古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

きれぎれ    町田康

2020-10-24 10:09:04 | 小説の紹介

文藝春秋   平成12年

 

町田氏はパンキストだから、思想とか現実は

 

クソなんだろう。この小説は反リアリスティック

 

であり、反思想的だ。だから、あまり知的ではない。

 

美ともかけはなれているし、イメージの飛躍という

 

より、文章の破壊だ。ボクには文章の意味はよく分

 

かったが、一度目に読んだときは、えっ、ムリかも、

 

という感じだった。

 

脳をどうこうというのも、一見、理性的なことを狙って

 

いるのかな、と思うが、内容を読む限り、荒唐無稽だ。

 

じゃあ、小説であったら、なんでも書いていいのか、

 

といわれると、そうだ、なんでもいいのだ、というしか

 

ないじゃあないか。

 

だから、きれぎれは、これでいい、ということになる。

 

なにせパンクなのだから、 ぶっ飛んだ世界にはらほ

 

ろひれはれしようではないか!……合掌。

 


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