双葉文庫 2002年
読後に電話をして、相談したくなるような作家を読みたいと
書いたサリンジャーを引き合いに中俣さんという人は解説を
書いているが、本トに、なんか、桜井さんって人はフツーな
んだろうなア、と「おれのユッキー」を読んで思った。
男なら一度は妄想するだろう、アイドル的なコとのラブゲーム!
を、それを素直に率直に書いてしまえるところが、なんとも
かわいくもあり、いい奴、と思ってしまう。
「アレルヤ」であるが、サブカル青春小説って感じで、葉っぱ
のプッシャーになる吉永シロウくんが描かれる。
この主人公はあっけらかんとしているようで、病的………ヘリで
生きる男ですね。
あんまり売れなかった、とあとがきに書いておられるが、出版
されて十年経って文庫化され、十年、今こそまさに読み時が来た、
と言いたい。
読後に電話をして、相談したくなるような作家を読みたいと
書いたサリンジャーを引き合いに中俣さんという人は解説を
書いているが、本トに、なんか、桜井さんって人はフツーな
んだろうなア、と「おれのユッキー」を読んで思った。
男なら一度は妄想するだろう、アイドル的なコとのラブゲーム!
を、それを素直に率直に書いてしまえるところが、なんとも
かわいくもあり、いい奴、と思ってしまう。
「アレルヤ」であるが、サブカル青春小説って感じで、葉っぱ
のプッシャーになる吉永シロウくんが描かれる。
この主人公はあっけらかんとしているようで、病的………ヘリで
生きる男ですね。
あんまり売れなかった、とあとがきに書いておられるが、出版
されて十年経って文庫化され、十年、今こそまさに読み時が来た、
と言いたい。