古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ゑびす殺し   荒俣宏

2019-04-05 09:55:15 | 小説の紹介
徳間書店    1990年


「ゑびす殺し」は作家幸田露伴に捧げられている。露伴の作品が


下敷きになっているらしい。こういう作品をどこまでがオマージ


ュとするかが問題となるだろうが、この作品だけしか知らないの


で、なんとも言えない。オチも決まっていて、良かったのではな


いか。ただ作品自体のキマリは悪い。


「長生譚」、「迷龍洞」とつづき、「蟹工船」、この作品は、かの



小林多喜二へのこれまたオマージュとなっている。



最後は書き下ろしの作品だったが、おれっちの理解力では歯が立た



ず、わからなかった。途中下車してしまった、チーン………合掌。



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