古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

無能の人・日の戯れ    つげ義春

2019-10-09 06:39:43 | 本の紹介
新潮文庫



うちのカフェにきた人で、つげさんのファンの人がいて、ハハが読んでみたいというの


で貸したついでに、ボクも久しぶりに読んでみた。


やはり、昭和のオトナのマンガだな、と思った。ひなびた短編小説を読んだような感覚


それでも、それよりより視覚的なのだ。絵も気合いが入っていて、一コマ一コマに充実


感がありつつ、ある種の抜け感というものがある。


つげさんは今でもご存命だが、マンガは描けないのだそうだ、この令和の時代では、こう


いうものは描け得ないだろう。


今の若い人たちにとっては凄い新鮮な感覚かもしれないし、?、かもしれないが。


ボクは昭和な人間なのでつげさんの世界は理解できます………………合掌。
 

                             (鶴岡  卓哉)

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