ハルキ文庫 1997年
ぼくは50を過ぎたが、宇野さんも50を
過ぎて初めて作家として、作品について考
えたらしい。
宇野さんはカネの為に書いていて、カネの
為なら、他に稼ぐ方法があると思って。着物
やら、雑誌やらに手を出して、失敗したらしい。
数々の男遍歴があり、今でいう、ビッチだった
んじゃないかと思うが、直ぐ男を乗り換える
らしいんだね。そのせいで、男好きだの、尻軽
だの言われるハメになるわけだ。
この本だが、谷崎潤一郎、小林秀雄などの文筆
家の男の部、三宅やす子と三宅艶子や中里恒子
の女の部に分け、それぞれに対して、交流の
あったことを書き綴っている。
実際にあって、話したりしているので、やはり
実感が籠っていて、面白い。やはり長生きとい
うことで生命力に溢れた人だったのだろう。
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