古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ぱいかじ南海作戦    椎名誠

2024-02-16 11:22:48 | 小説の紹介
新潮社 2001年

ふらっと立ち寄った南の島の海岸に

その男たちは住んでいるようだった。

そこで宴で盛り上がっていると、あ

くる日、宮のおっちゃんの荷物は

男たちに全部盗まれてしまっていた。

そこに住んでいると、オッコチ君や

アパやキミという24歳の女子が現れ、

またコミューンを形成していく。

盗人たちは島の外れに住んでいるらしく

仇討ちをしようとアパたちと盛り上がるが

宮のおっちゃん36歳がひとり、仇討ちに

行ってしまうが、盗人たちは、平謝りに

謝って来る。仕方なしや、許してやると

なって、また、その住む条件の悪いところから

一緒に住まわせてくれ、という。盗人たちと

住むことに。元妻のCMクルーたちは来るわ 、

旧友は来るわ、で、オッコチ君は秘書のように

立ちまわってくれる。

そのCMクルーの荷物を略奪してしまうという

計画が宮本の頭をよぎり、さて、どうなるのか。

その略奪計画というところで、この本は終幕

を迎える。

非常に話の展開が早く、出しおしみしない

感じがシーナ氏らしい。

ぱいかじ、とは南の島に吹く心地よい風の

意味だそうです。

(読了日 2024年1・6(土)18:30)
              (鶴岡 卓哉)
       














 
















































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