新潮社 2001年
ふらっと立ち寄った南の島の海岸に
その男たちは住んでいるようだった。
そこで宴で盛り上がっていると、あ
くる日、宮のおっちゃんの荷物は
男たちに全部盗まれてしまっていた。
そこに住んでいると、オッコチ君や
アパやキミという24歳の女子が現れ、
またコミューンを形成していく。
盗人たちは島の外れに住んでいるらしく
仇討ちをしようとアパたちと盛り上がるが
宮のおっちゃん36歳がひとり、仇討ちに
行ってしまうが、盗人たちは、平謝りに
謝って来る。仕方なしや、許してやると
なって、また、その住む条件の悪いところから
一緒に住まわせてくれ、という。盗人たちと
住むことに。元妻のCMクルーたちは来るわ 、
旧友は来るわ、で、オッコチ君は秘書のように
立ちまわってくれる。
そのCMクルーの荷物を略奪してしまうという
計画が宮本の頭をよぎり、さて、どうなるのか。
その略奪計画というところで、この本は終幕
を迎える。
非常に話の展開が早く、出しおしみしない
感じがシーナ氏らしい。
ぱいかじ、とは南の島に吹く心地よい風の
意味だそうです。
(読了日 2024年1・6(土)18:30)
(鶴岡 卓哉)
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