戦国お助け人
* * * * * * * *
興味はあったのですが、まあ、後でDVDでもいいや・・・と思っていた作品。
でも、この日、スケジュール的に一番都合がよかったのでやっぱり観てしまったのです。
何しろこの作品のモトは、2002年公開の映画「クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」。
これを原案として作られた作品ですよね。
・・・そのように聞くと引いてしまう方は多いのかな・・・?
私はカムイ外伝も見ちゃうくらいなので気にはなりませんが・・・、
というか、この場合、そういう先入観で切り捨ててしまうのはちょっともったいない、という感じの感動作だったな。
そう、エンタテイメント性たっぷり、時代劇でなく、SFでなく・・・、むしろファンタジーでしょうかね。
感動にもいろいろありますが。
どれだけお金をかけたかとか、どれだけたっぷりCGをつかったか、
どんなに芸術性が高いか、どんなに泣けるか・・・。
まあ、観点はいろいろです。
でも私は何のために映画を見るのかといえば、やはり感動を得るためなんだな。
それは多少チープであっても、どーんと心のど真ん中に響くこともあって。
この作品はまさにそんな感じ。
あ、失礼、それほどチープというわけではありませんが。
さて、真一少年はある日、天正時代にタイムスリップしてしまうのです。
戦国時代。
そこは春日という小国。
そこのお姫様、廉姫や、この国一の武将又兵衛と出会います。
この二人は幼馴染で、実はひそかに思いを寄せているのだけれど、身分の差があって、言い出すことができない。
そんなときに、隣国の大名高虎が廉姫に横恋慕。
力に任せて、廉姫を嫁によこせと迫る。
それを拒んだ春日は、窮地に立たされるのですが・・・。
真一は現代の父母に向けて手紙を書きます。
それを届ける手段というのが、なるほど・・・と思いますね。
それで、なぜか両親も車ごとこの時代までタイムスリップしてしまう。
まあ、安直というなかれ。
だからこそ、話は面白くなるんで。
思い出すのは、「戦国自衛隊」。
でも、これは名もなき小国。武力も持たない、一市民。
まあ、行ってみれば戦国お助け人、くらいのところですね。
しかし、この時代背景にあって、自転車や自動車が走り回るミスマッチ、すごく楽しい。
携帯電話はさすがに電話としては使えないのですが、カメラとして活躍していました。
お父さん、お母さんが持ち込んだカレーに缶ビール。
いやはや、実際にこんなことがあったらなんて楽しいでしょう。
こういうのはアニメより実写の方がより面白みがあります。
春日の人々は実に素直に、真一たちの言うことを信じ、受け入れていました。
あの、お殿様がまたよくてね。
変に偉ぶらない、自由な心のお方・・・。
だからこそ、ああいうお姫様が育ったわけだ・・・。
まあ、いっそこれくらいの時代の人のほうが、
全く想像を超える「未来」を受け入れられるのかもしれないなあ・・・などと思います。
神さまや妖怪・・・今以上に、不思議なことが身の回りにみちていたのかもしれない。
さて、この映画の草なぎ君がまたいいですよね~。
腕は立つ。リーダー性もあり。
しかし、女に弱い!
・・・というかシャイなのだわ。こういうのは好きだなー。
そうそう、気に入ったのはね、
廉姫が野武士に襲われたところに駆けつけた又兵衛は、むちゃくちゃ強くて、
簡単に彼らを殺せたのにそれをしない。
それどころか、お金をあたえて、「これでやり直して、どこかに仕官しろ・・・」と。
ひゃー、なんて男気のある・・・。
かっこいいです。
それから、真一くんのお父さんが、筒井道隆でね。
これもいいんだなあ。この、ちょっとボーっとした感じ。
作品中、真一君がいみじくも言ってましたよ。
今も昔も、女の人のほうが強いんだね・・・って。
草なぎ君も筒井君も、そういう雰囲気だもんね。
でも、実はやるときはやる!
うん。そこがいい。
小さな木の芽が大木に育つまで・・・
そんなときの流れを一瞬に行き来できてしまう。やっぱり夢ですね。
何しろ、タイムスリップ話は大好きだし、
じれったい純情な男女の恋、少年の成長、家族の絆
・・・どれもツボにハマります。
・・・まあ、そんなわけで、結構楽しめてしまったのです。
今度はアニメのほうもぜひ見てみよう。
しかしいま、予約が殺到しているみたいで、なかなか順番が回ってこなさそうです・・・。
2009年/日本/132分
監督・脚本:山崎貴
出演:草なぎ剛、武井証、新垣結衣、夏川結衣、筒井道隆、大沢たかお、中村敦夫
[Trailer/予告] BALLAD ~名もなき恋のうた~ (9月5日公開)
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興味はあったのですが、まあ、後でDVDでもいいや・・・と思っていた作品。
でも、この日、スケジュール的に一番都合がよかったのでやっぱり観てしまったのです。
何しろこの作品のモトは、2002年公開の映画「クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」。
これを原案として作られた作品ですよね。
・・・そのように聞くと引いてしまう方は多いのかな・・・?
私はカムイ外伝も見ちゃうくらいなので気にはなりませんが・・・、
というか、この場合、そういう先入観で切り捨ててしまうのはちょっともったいない、という感じの感動作だったな。
そう、エンタテイメント性たっぷり、時代劇でなく、SFでなく・・・、むしろファンタジーでしょうかね。
感動にもいろいろありますが。
どれだけお金をかけたかとか、どれだけたっぷりCGをつかったか、
どんなに芸術性が高いか、どんなに泣けるか・・・。
まあ、観点はいろいろです。
でも私は何のために映画を見るのかといえば、やはり感動を得るためなんだな。
それは多少チープであっても、どーんと心のど真ん中に響くこともあって。
この作品はまさにそんな感じ。
あ、失礼、それほどチープというわけではありませんが。
さて、真一少年はある日、天正時代にタイムスリップしてしまうのです。
戦国時代。
そこは春日という小国。
そこのお姫様、廉姫や、この国一の武将又兵衛と出会います。
この二人は幼馴染で、実はひそかに思いを寄せているのだけれど、身分の差があって、言い出すことができない。
そんなときに、隣国の大名高虎が廉姫に横恋慕。
力に任せて、廉姫を嫁によこせと迫る。
それを拒んだ春日は、窮地に立たされるのですが・・・。
真一は現代の父母に向けて手紙を書きます。
それを届ける手段というのが、なるほど・・・と思いますね。
それで、なぜか両親も車ごとこの時代までタイムスリップしてしまう。
まあ、安直というなかれ。
だからこそ、話は面白くなるんで。
思い出すのは、「戦国自衛隊」。
でも、これは名もなき小国。武力も持たない、一市民。
まあ、行ってみれば戦国お助け人、くらいのところですね。
しかし、この時代背景にあって、自転車や自動車が走り回るミスマッチ、すごく楽しい。
携帯電話はさすがに電話としては使えないのですが、カメラとして活躍していました。
お父さん、お母さんが持ち込んだカレーに缶ビール。
いやはや、実際にこんなことがあったらなんて楽しいでしょう。
こういうのはアニメより実写の方がより面白みがあります。
春日の人々は実に素直に、真一たちの言うことを信じ、受け入れていました。
あの、お殿様がまたよくてね。
変に偉ぶらない、自由な心のお方・・・。
だからこそ、ああいうお姫様が育ったわけだ・・・。
まあ、いっそこれくらいの時代の人のほうが、
全く想像を超える「未来」を受け入れられるのかもしれないなあ・・・などと思います。
神さまや妖怪・・・今以上に、不思議なことが身の回りにみちていたのかもしれない。
さて、この映画の草なぎ君がまたいいですよね~。
腕は立つ。リーダー性もあり。
しかし、女に弱い!
・・・というかシャイなのだわ。こういうのは好きだなー。
そうそう、気に入ったのはね、
廉姫が野武士に襲われたところに駆けつけた又兵衛は、むちゃくちゃ強くて、
簡単に彼らを殺せたのにそれをしない。
それどころか、お金をあたえて、「これでやり直して、どこかに仕官しろ・・・」と。
ひゃー、なんて男気のある・・・。
かっこいいです。
それから、真一くんのお父さんが、筒井道隆でね。
これもいいんだなあ。この、ちょっとボーっとした感じ。
作品中、真一君がいみじくも言ってましたよ。
今も昔も、女の人のほうが強いんだね・・・って。
草なぎ君も筒井君も、そういう雰囲気だもんね。
でも、実はやるときはやる!
うん。そこがいい。
小さな木の芽が大木に育つまで・・・
そんなときの流れを一瞬に行き来できてしまう。やっぱり夢ですね。
何しろ、タイムスリップ話は大好きだし、
じれったい純情な男女の恋、少年の成長、家族の絆
・・・どれもツボにハマります。
・・・まあ、そんなわけで、結構楽しめてしまったのです。
今度はアニメのほうもぜひ見てみよう。
しかしいま、予約が殺到しているみたいで、なかなか順番が回ってこなさそうです・・・。
2009年/日本/132分
監督・脚本:山崎貴
出演:草なぎ剛、武井証、新垣結衣、夏川結衣、筒井道隆、大沢たかお、中村敦夫
[Trailer/予告] BALLAD ~名もなき恋のうた~ (9月5日公開)