映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

うちの執事が言うことには

2020年09月05日 | 映画(あ行)

執事は絶滅危惧職種?

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本作は清原翔さん目当てで見ました。

 

社交界の名門として名高い烏丸家。
烏丸花穎(永瀬廉)は留学先の英国から帰宅するやいなや、第27代当主にされてしまいます。
その日の朝やって来たのは、これまで信頼を寄せていた執事・鳳ではなく、
面識のない、仏頂面の青年執事・更衣月(きさらぎ)(清原翔)。
ビミョーな雰囲気を醸し出す2人・・・。
そんな中、烏丸家に対して何やら不穏な動きが・・・。

執事が登場するミステリなどもあって、興味深いところではありますが、
果たしてこの日本で、本当に「執事」などと言う職業が存在するのでしょうか?
そんな世界には全く縁のない私なので、あまりリアリティが感じられない。

だから、この若い花穎が執事を「おまえ」呼ばわりするのは、
なんだかちょっと気分悪いです・・・。
職業と身分。
微妙なところではあるけれど、これが混同するといや~な感じになってしまう。
そういう雰囲気を違和感なく出すにはやはり永瀬廉くんでは若すぎる・・・。

 

物語は花穎の特異な色彩感覚、そして衣更月との信頼関係、
花穎に怪しげに近づいてくる友人・赤目(神宮寺勇太)を軸に進みます。
赤目は始めから怪しすぎかな?

清原翔さんには問題ないけれど(というか、やっぱりかっこいいわ~♡)、
やはりキンプリの2人が、いかにも役者としては発展途上。
だから単なるアイドル映画になってしまった感。

それはともかく、清原翔さんは、現在脳出血で休業中でしたよね。
その後回復されているのかどうか、続報がないようなのですが・・・
絶対に絶対に、無事回復されて復帰されることを、切に祈っております!!!

 

<WOWOW視聴にて>

「うちの執事が言うことには」

2019年/日本/103分

監督:久万真路

原作:高里椎奈

出演:永瀬廉、清原翔、神宮寺勇太、優希美青、吹越満、奥田瑛二

 

満足度★★★☆☆