スラム街の純愛
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いかにも今さらという感じなのですが、
今まで当ブログの記事にはしていなかったし、
何よりも近日、スピルバーグ版の「ウエスト・サイド・ストーリー」が公開されるということで、
予習のつもりでみてみました。
ちゃんと見るのもずいぶん久しぶり。
本作は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きとした
大ヒットブロードウェイ・ミュージカルの映画化であります。
1961年作品。
ニューヨークはマンハッタンのスラム街。
そこに住む若者たちの中で、イタリア系のジェット団と
プエルトリコ系のシャーク団が勢力を争っていました。
あるダンスパーティーで、ジェット団のリーダー・リフの兄貴分であるトニーと、
シャーク団のリーダー・ベルナルドの妹マリアが出会います。
2人は互いに一目で恋に落ちてしまう。
けれどこれは互いに敵同士という立場の禁断の恋。
そんなことはお構いなしに両チーム決着をつけようと、決闘が行われることになります。
争いごとの嫌いなマリアは、
この喧嘩を止めるようにとトニーに頼みますが・・・。
おなじみの名曲とキレのあるダンス。
60年も前の作品とは思えない、
今もみずみずしい感動を呼び起こす名作でありますね。
これを果たしてスピルバーグ監督がどのように料理するのか。
楽しみです!!
さてそれにしても、アメリカにおける移民への差別。
60年を経た今もほとんど状況が変わっていないというのには残念な気がしてしまいます。
にもかかわらず、アメリカでは何らかの夢を実現できるかも知れない、
という希望だけは今もある。
今やそれはもう本当に「夢」でしかないような気もするのですが・・・。
<WOWOW視聴にて>
「ウエスト・サイド物語」
1961年/アメリカ/152分
監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
原作:ジェローム・ロビンス、アーサー・ローレンツ
出演:ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ラス・タンブリン、
リタ・モレノ、ジョージ・チャキリス
ミュージカルのワクワク度★★★★★
満足度★★★★.5
一定年齢以上の方にとっては、まさに自分の「青春」と重ね合わせて懐かしく思う作品なのでしょうね。
まさにニューヨーク版ロミオとジュリエット感漂う、非常階段シーンが好きです。
懐かしい映画です。
この当時西部劇ばかりでミュージカルはあまり好みでありませんでしたが、この映画は良かったです。
出演者の懐かしい顔ぶれ、特にナタリー・ウッドはこれからファンになりました。