ハングリー精神
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実話を基にした物語。
1936年のベルリンオリンピック開催が近く予定されている頃。
米・ワシントン大学で、ボートの8人乗り競技のメンバー募集がなされます。
ボート競技というのは、当時お金持ちの子息がやるスポーツだったのです。
でもこの時は、はっきりと、
メンバーには給料を出すし、寮に入ることも出来るとうたってメンバーを募集。
世界大恐慌で失業者があふれているとき。
学生も学費を払うのに四苦八苦。
そんな労働者階級の若者に的を絞ったメンバー募集だったのです。
かなりの高倍率の中から選ばれた、体力がありボートセンスのある若者たちは、
皆ほとんどボートなど始めてだったのですが、毎日激しいトレーニングを開始します。
しかしこの大学のボート部にはすでにチームがあって、
この度の新たなメンバーは二軍という扱いでした。
一軍のメンバーはつまりお金持ちの坊ちゃんたちということで、
二軍メンバーにはちょっと意地悪なのです。
でもこういうときはやはりハングリー精神がものをいいますよね。
二軍メンバーはどんどん力を付けていって・・・。
そして1936年のベルリンオリンピック。
ドイツでナチスがその力を他国に見せつけようと大々的に開かれたオリンピック。
そこでの彼らの戦いぶりも、手に汗を握ります。
今時真っ正面からの感動作。
よきよき。
<Amazon prime videoにて>
「ボーイズ・イン・ザ・ボート 若者たちが託した夢」
2023年/アメリカ/123分
監督:ジョージ・クルーニー
原作:ダニエル・ジェームズ・ブラウン
出演:ジョエル・エドガートン、カラム・ターナー、ピーター・ギネス、ジャック・マルハーン
努力度★★★★☆
満足度★★★★☆
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