記憶障害の殺し屋
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リーアム・ニーソン、まだまだ頑張ってますね!
完璧に仕事をする殺し屋として、裏社会で絶大な信頼を得ていた
殺し屋、アレックス(リーアム・ニーソン)。
しかし近頃アルツハイマーを発症。
任務の詳細を記憶することもおぼつかなくなり、引退を決意しました。
そして、最後と決めた仕事のターゲットが少女であることを知り、契約を破棄。
しかし依頼側がそれで納得するはずがありません。
すぐさま別の殺人者が動き出し、アレックスをも抹殺しようとします。
アレックスは独自で調査を進め、
財閥や大富豪を顧客とする人身売買組織の存在を突き止めていきます。
また一方、FBIの捜査官ヴィンセント(ガイ・ピアース)らも、
この人身売買組織の黒幕を探ろうとしていて・・・。
米国とメキシコ間で、麻薬の密売問題がよく映画になりますが、
この度は人身売買ということでした。
アレックスとFBIは同じ標的を追うことになり、最後には共闘的な動きをしますが、
所詮アレックスは殺し屋ですので、ことはそう簡単ではありません。
記憶障害のアレックスは、腕に大事なことを書き込んで、
なんとか記憶消滅に抗います。
確かに、こんな殺し屋は今までいなかったかも。
これまで老齢にもめげず最強の男を演じたリーアム・ニーソンも
ついに弱みをみせたか・・・。
それにしても、アレックスの信条として
「決して子供は殺さない」なんていうのはどうにもね・・・。
大人ならよくて子供だとダメなのかよ。
そのココロは・・・?
いや、分からなくはないけど、すっきりしません。
これまでどれだけ人を殺したか分からない。
それはどうせ悪人だから良いのか?
その「悪人」という判断は誰がする?
こんな作品で、つべこべ言うのはルール違反ではあるけれど、
あまりにもノーテンキなのもどうかと思う。
やはり単純に、「家族を守るために闘う」とした方が無難です。
いまさらマンネリを恐れても・・・。
<サツゲキにて>
「MEMORY メモリー」
2022年/アメリカ/114分
監督:マーティン・キャンベル
出演:リーアム・ニーソン、ガイ・ピアース、モニカ・ベルッチ、タジ・アトウォル、レイ・フィアロン
動機づけ★★★☆☆
血まみれ度★★★★☆
満足度★★★☆☆
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