映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

君の膵臓をたべたい

2020年09月17日 | 映画(か行)

禁断の「病気の女の子」の話

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本作、原作本は読んでいて、実のところあまり好きにはなれないでいました。
元々、「病気の女の子」の話は苦手なのです。
それなので、映画の方も、みていなかったのですが、
先日TV放送になっていまして、その時始めの方だけ見て、
やっぱり一度きちんと見てみようという気になりました。

高校時代のクラスメイト、山内桜良の言葉をきっかけに教師となった僕(小栗旬)。
しかしどうにも教師は自分に向いていないと今さらながら感じています。
そんな彼が教え子と話すうちに、桜良と過ごした数ヶ月の思い出を蘇らせます。

膵臓の病で余命宣告を受けている桜良(浜辺美波)の秘密の日記を見つけたことをきっかけに、
僕(北村匠海)は、咲良と一緒に過ごすことが多くなります。
もともと、人と付き合うことが苦手で、友人もいなかった僕。
しかし、桜良はずかずかと僕に踏み込んでくるのです。
自分の病のことは彼以外には秘密にして、何事もないようにいつもあかるい桜良・・・。
その実の内面は・・・?

いやいやいや、泣けるでしょう。
だからよせばよかったのに。

とりあえず若いときは自分の命はまだまだ続くと誰しもが信じています。
けれど、そうではないことだって時にはある。
だから、病気で余命わずかなどという場合でなくとも、その時々を大切に生きなければねえ・・・。

結局、浜辺美波さんと北村匠海さんの若さにほだされて感動してしまいました・・・。

ところで、先日見た「青くて痛くて脆い」と合わせて、気がついた。
人と付き合うのが苦手な男子。
そこへずかずかと踏み込んでくる“変わった”女子。
住野よるさんのパターンなのかな・・・?

<J:COMオンデマンドにて>

「君の膵臓をたべたい」

2017年/日本/115分

監督:月川翔

原作:住野よる

出演:浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬、北川景子、小栗旬

お涙度★★★★★

満足度★★★★☆

 



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