ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

演劇漬けの二日間

2008-03-22 21:25:28 | 演劇

 いよいよ切羽詰まってきましたよ、置農子どもミュージカル2008『合い言葉は?もったいない!』。本番は3月27日(木)、後4日だよ。なのに!今日、ようやっと動きが付いた。それも、なんと!今日一日ですべて終わした。いかん!こんなやっつけ仕事、う~ん許せぬ!不埒者め!と、わかっていながら、このていたらく。我ながらほとほとうんざりする。理由はいろいろあった。でも、言い訳は見苦しい。じっくりと手を入れて納得のいく仕上げまでもって行けなかったその後悔と反省だけは、しっかりと心にたたんでおこう。

 それにしても、今日はハードだった。朝の9時からランニングでスタート。ストレッチと筋トレも手抜きせず、ミュージカルの稽古に入ったのは、10時過ぎ。午前中はまず歌のチェックと振り付け。ダンス担当のカナミが考えてきたフリをさらに肉付けして一曲ずつ仕上げていく。出ハケから立ち位置から、一つ一つ押さえていく。これをなんと9曲。オープニングはバンド演奏付きだ。土井先生が沖縄エイサー風の曲を付けてくれたので、これの稽古はもう、めちゃめちゃ楽しかった。ボンボに締め太鼓2本、チャンチキとアコーディオン、それとタンバリンって、なんじゃこの編成は?なに、今、演劇部にある楽器を総さらいしたってだけのこと。これにエイサーもどきの踊りを付けて、キャスト12人全員で華やかに幕開きとなる。他にサンバもあればブキウギもマーチもあり、もちろんバラードあり、NHKみんなの歌風もあって、一曲一曲踊りを楽しみながら仕上げていった。結局、歌のチェックが終わったのは12時半。残念ながら、フィナーレのダンスは明日までの宿題になった。

 午後の部は1時過ぎから、徹底して動きを付けた。顧問Nが数日前から大筋の動きを付けてくれていたので、それをなぞりながら細部を徹底的につつく。目指したのは、大きくメリハリ付けて動くことと、動きのギャグを積み上げること。思いつきでうんこマーク入り扇子を二本作れとか、ゴミの袋をあと四つ準備しろとか、座って演技できる台を持ってこいとか、もう、勝手放題言いながら、動きを付けセリフを確認し表情や仕草にダメだしした。部員たち、泣き言言わず、文句も言わず、よく頑張った!

 さすがに、4時を過ぎると生徒もこちらも一杯一杯。あっちこっちで、あっ頭切れた!破裂した!の大合唱となった。5時を回って、もう、完全に限界突破。こうなると、感情の羽目が外れて、もう、失敗の連続、意味なき馬鹿笑い、調子乗りすぎのはしゃぎすぎ、超ハイテンションの異常空間が現出した。でも、まあ、集団演技の部分だから、それもいいかと、時に大声張り上げつつも大目に見て、なんとかかんとかやり過ごした。そして!6時10分!部活動終了時間ぴったりに最後のシーンを作り終えて、終了。全9時間の長丁場を完走したのだった。抱き合って喜ぶ部員たち!おいおい、まだ通しもできていないんだぜ。

 明日は午前中に歌を完成させつつ、演技に歌をスムーズにつなぐ作業。午後からはできれば3回通し稽古だ。衣装や道具、装置のチェックも済ませなくちゃならない。だから、菜の花座の県民芸術祭奨励賞授賞式は欠席。9時から6時、びっちりみっちり演劇漬けの一日が明日も待っている。

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