ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

校舎内四方発泡削りカス

2010-03-21 10:10:45 | 演劇

 子どもミュージカル2010『ベジタブル!ワンダフル!!』制作大苦戦だ。公演一週間前だというのに、未だ装置も道具も衣装もかぶり物も完成していたない。もちろん、動きも振りもダンスもまだ!おい、できんのかい?!

 中でも遅れているのがかぶり物。昨年までは針金細工の着ぐるみが中心だったので、これはノウハウもきちっと出来ていたし構造も単純だったので、苦労しなかったとは言わないがまあ、なんとかなった。今年はキャラクター全部を発泡スチロールのかぶり物+衣装にしたので、いやあ、大変だぁぁぁ!発泡スチロール重ねて大まかな外形削り出して、そこから丁寧に猫や野菜に仕上げていくんだもの。仕上げも大変なら、作業環境も容易でない。細かい削りカスが四方北方に飛び散って、それが作業場ばかりか学校中に広がってるって状況なんだな。

 あまりの惨状に、今年はいくつか新兵器を導入した。まず、カーペットのくるくるゴミ取り器。そう、粘着紙のロールを転がしていく奴ね。あれを2台購入し、終了時には学校中転がして回っている、けど、ダメだ!さらに、我が家から強力集塵機を持ち込んでもいる。スタッフの対策としては、削りカスの付着しにくいウィンドブレーカーを着用し、マスクをかけて頭は洗顔用ビニールヘッドキャップをかぶるっていう物々しい出で立ちで作業に取り組んでいる。まずはこんな様子だ。

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 こんな悪戦苦闘にもかかわらず、作業は遅々として進まず、僕から厳しいダメだしを食らってるんだから、やりきれないよね、彼らも。

 ついでに他の作業現場もご紹介しよう。こちらは着実に技術が蓄積されているようで、まずは心強い。こんな六角形の椅子だとか、大きなトマト形をしたゲートとか、上手に作るようになった。衣装も4台のミシンがフル稼働。なかなか面白い衣装が、これまた全員分出来つつある。前回までは着ぐるみで誤魔化していた部分をすべて衣装にしたわけだから、これまた大きな進歩、大きな冒険って言える。とは言っても、芝居を仕上げなくちゃね。ミュージカルを完成させなくっちゃね。いよいよ最後の一週間、突貫工事の開始だ。

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コメント
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