今日は、置賜農業高校の入試合格発表だった。定員を割り込んだことは残念なことだったけど、まずは、入ってくる新入生を大切にしていこう。僕が新入生を大切にする、ってことは要するにできるだけ多くの新入生に演劇部にへ入ってもらうってことだ。だってね、演劇部の活動三年間続ければ、間違いなく大きく成長できるからなんだ。自分をいろんな意味で変えることができるからなんだ。おまえの思いこみだろ?って、なかなか!顧問の独りよがり、根拠なしの自惚れ、誇大宣伝?そうじゃないんだなぁ、これが。
今回厳しい新入生獲得合戦を勝ち抜くために、新入生歓迎パンフレットを作ったってことは何日か前に書いた。ダイレクトメールで合格者一人一人の手に渡るよう準備は万全だ。合格発表と同時に発送することだってできたけど、合格通知書と同時に部活案内が届いたんではまずいでしょ、だから、1日遅らせて明日出すことにしている。
カラー8ページのパンフレットの中心は、部員たちからのお誘いの言葉だ。これはなんたって説得力がある。一二年生全員が、自分にとっての置農演劇部を表現して新入生を強力に勧誘している。ほとんど全員に共通するのは、「忙しい!」「休みがない!」いいのか?そればらしちゃって?でもご安心、その後には「でも毎日がすごく楽しい」「充実した活動」と続くんだ。生徒たちなかなか書くじゃないか。偽らざる生の声だね。
さて、も一つはっきり書かれていたのは、自分を変えられるって勧誘の文句だった。いくつか紹介すると、「自分を変えたいと思っている人は、前向きな気持ちで入部してきてネ」「演劇部に入って、”新しい自分”を見つけてみないか?」「毎日の練習は厳しいけど、自分を成長させることができる」「入学当初と比べると、皆すごく変わった」「やりがいがあり、一番成長できる部活だと思う」「自分を変えたいなら、高校生活を充実させたいなら、一度見に来て」以上は二年生のコメント。二年間がむしゃらに活動続けてきて、今、ふっと振り返ると自分が大きく変容してるってことに気づくんだろうね。だから、二年生はどんなに苦しくたって不平や不満を言わない。もちろん、休まない、さぼらない。
一年生の場合は、必死で着いてきた一年間だったから、大変だったって気持ちがまず大きいようだ。それでも、「舞台をやり遂げた時にはとても気持ちのいい達成感を味わえる」「全員が笑顔になれる部活です」「自分を変えたい人、ぴったりの部活です」「勉強と部活を両立できるようになりました」「新しい自分が見たい人は、是非演劇部に入ってください」「自分に自信を持つために一生懸命頑張りました」と、はやくも変わりつつある自分に手応えを感じている者が少なくない。
ねっ、顧問の独り合点じゃなかったでしょ。部員たち一人一人の実感なんだよ。彼らがこう言って演劇部を誇りに思ってくれている!感動だね。自分が変われる部活動なんて、最高の褒め言葉じゃないか?優秀な生徒、才能豊かな生徒が質の高い活動を展開していく、これも悪くない。でも、人前でしゃべれなかった生徒、中学時代不登校で悩んだ子、自分に自信が持てない者、こういった生徒たちが、置農演劇部の中で大きく変わり、自信と達成感を身にまとい笑顔を輝かせている姿って、本当に感動的だ。そんな活動を作れたってことこそ僕の一番の実績なんだって思う。大会で上位に行くとか、賞もらうとかじゃないんだよ。もっとも、対外的な評価があるから、自信につながるのは間違いないんだけどね。
だから、一人でも多くの新入生にこんな貴重な経験を積ませてあげたい。心から充実した三年間だったと実感できる高校生活を送らせてあげたい。僕や顧問Nが新入生獲得に血眼になんのはそういう理由からなんだ。入ってくれればわかるんだ!一年間続けてみれば納得するんだ!三年間過ごせば、一生の宝を手にすることができるんだ!!
さあ、新入生のみんな、置農演劇部に入ろう!このブログ見たら、騙されたと思って演劇部を覗いてみよう。君の人生が変わる、そのきっかけを置農演劇部がプレゼントするよ、ってなんか、人生開発セミナーの宣伝みたいだな。